【テレビでは報じられない。ネットニュース限定で、重大ニュースを報道】 極めて高濃度 汚染水100トン漏れる NHKニュース

 
極めて高濃度 汚染水100トン漏れる NHKニュース 
 
山側のタンクから極めて高濃度の放射性物質を含む汚染水が漏れ、
およそ100トンがタンクを囲うせきの外に流出しました。
 
東京電力は、配管の弁の故障などで、
移送していた汚染水が予定していなかったタンクに入ったため
あふれたとみて調べています。
 
 
19日午後11時半ごろ、
福島第一原発4号機の山側にある汚染水をためるタンクから、
水が漏れているのをパトロール中の作業員が見つけました。
 
東京電力が調べたところ、水はタンクの天板の継ぎ目から漏れ、
雨どいをつたって、タンクを囲うせきの外に流出していたということで、
隣接するタンクに水を移して、水位を下げるなどして、
発見から6時間余りで漏えいが止まったことが確認されたということです。
 
せきの外に流出した汚染水の量は
およそ100トンとみられ、
タンクからの汚染水漏れとしてはこれまでで最も高い、
1リットル当たり2億3000万ベクレルという
極めて高い濃度で検出されました。
 
また、セシウム137も
国の海への放出基準の100倍余りの
1リットル当たり9300ベクレルと
高い濃度で検出されました。
 
東京電力は20日午前、臨時の記者会見を開き、
「心配をおかけして大変、申し訳ありません」と陳謝しました。
 
原因については、処理設備から汚染水を移送する
配管の途中にある1つの弁が故障していた疑いがあるほか、
本来、閉まっているはずの別の2つの弁も開いていたため、
予定していなかったタンクに汚染水が入り、
あふれたと説明しています。
 
また、19日午後2時すぎ、
タンクの水位が高まったことを示す警報が鳴りましたが、
直後のパトロールでは異常に気付かなかったということです。
 
東京電力は、汚染水が漏れたタンクの近くに排水路がないため、
海への流出はないとしていますが、
詳しい状況を調べるとともに、
漏れた汚染水や汚染水がしみ込んだ土の回収を
進めることにしています。
 
 
規制庁が対応を指示
 
タンクから極めて高濃度の汚染水が漏れ出したことについて、
原子力規制庁は、放射性物質がしみこんだ土を回収することや、
同じタイプのタンクにも漏えいがないかなどを
早急に調べて報告するよう、東京電力に指示しています。

 
漏れた汚染水の濃度は
漏れた汚染水からは、ベータ線と呼ばれる種類の放射線を出す
放射性物質が、1リットル当たり2億3000万ベクレルという
極めて高い濃度で検出されました。
 
この汚染水には、主に放射性物質ストロンチウム90が含まれていて、
2億3000万ベクレルを、
ストロンチウム90の海への放出基準と
比較すると、760万倍余りに当たります。

 
 
漁業者から不安の声
 
 
汚染水がタンクから漏れたことについて、
福島県沖で試験的な漁を行っている地元の漁業関係者からは、
不安の声が聞かれました。
 
いわき市漁協の矢吹正一組合長は、
 
「漏れた汚染水は100トンと半端な量ではない。
試験的な漁を始めた状況で、
全国の消費者に不安を与えることにつながるのではないか心配だ」
と話しました。
 
また、相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長は、
「人為的なミスによるものだとしたら絶対にあってならないことだ。
こうした事態が続けば漁業者の東京電力に対する
信頼感が失われ不信感が増す。
汚染水を増やさないための地下水を、
海に放出する地下水バイパスの対策への協力にも影響しかねない」
と話しました。
 
 
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RT Youhei Kabasawa ‏@ykabasawa  · 2月20日 
小中一貫で原発教育
関電から講師130時間授業、
福島原発事故後も副読本に原発の必要性を説く
 
もんじゅ美浜原発など3機を抱える福井県美浜町では
小中学一貫して、原発推進教育をしてる。
pic.twitter.com/OE6jNfBi6J
 
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