若者は怒って当然、ブチ切れて当然なのよ。子や孫世代の生きる未来を壊す社会を継続し続ける大人に

 

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(転載2件)

 

グレタさん演説全文 「裏切るなら絶対に許さない」涙の訴え | NHKニュース  

www3.nhk.or.jp

2019/9/24

 

国連の温暖化対策サミット。地球温暖化対策を訴えて若者の運動が世界に広がるきっかけとなり、学校を休んで活動を続けているスウェーデンの16歳の活動家、グレタ・トゥーンベリさんが各国の代表を前に演説しました。演説の全文です。

  

私が伝えたいことは、私たちはあなた方を見ているということです。そもそも、すべてが間違っているのです。私はここにいるべきではありません。私は海の反対側で、学校に通っているべきなのです。

 

あなた方は、私たち若者に希望を見いだそうと集まっています。よく、そんなことが言えますね。あなた方は、その空虚なことばで私の子ども時代の夢を奪いました。

 

それでも、私は、とても幸運な1人です。人々は苦しんでいます。人々は死んでいます。生態系は崩壊しつつあります。私たちは、大量絶滅の始まりにいるのです。

 

なのに、あなた方が話すことは、お金のことや、永遠に続く経済成長というおとぎ話ばかり。よく、そんなことが言えますね。


30年以上にわたり、科学が示す事実は極めて明確でした。なのに、あなた方は、事実から目を背け続け、必要な政策や解決策が見えてすらいないのに、この場所に来て「十分にやってきた」と言えるのでしょうか。

 

あなた方は、私たちの声を聞いている、緊急性は理解している、と言います。しかし、どんなに悲しく、怒りを感じるとしても、私はそれを信じたくありません。もし、この状況を本当に理解しているのに、行動を起こしていないのならば、あなた方は邪悪そのものです。

 

だから私は、信じることを拒むのです。今後10年間で(温室効果ガスの)排出量を半分にしようという、一般的な考え方があります。しかし、それによって世界の気温上昇を1.5度以内に抑えられる可能性は50%しかありません。

 

人間のコントロールを超えた、決して後戻りのできない連鎖反応が始まるリスクがあります。50%という数字は、あなた方にとっては受け入れられるものなのかもしれません。

 

しかし、この数字は、(気候変動が急激に進む転換点を意味する)「ティッピング・ポイント」や、変化が変化を呼ぶ相乗効果、有毒な大気汚染に隠されたさらなる温暖化、そして公平性や「気候正義」という側面が含まれていません。この数字は、私たちの世代が、何千億トンもの二酸化炭素を今は存在すらしない技術で吸収することをあてにしているのです。

 

私たちにとって、50%のリスクというのは決して受け入れられません。その結果と生きていかなくてはいけないのは私たちなのです。

 

IPCCが出した最もよい試算では、気温の上昇を1.5度以内に抑えられる可能性は67%とされています。

 

しかし、それを実現しようとした場合、2018年の1月1日にさかのぼって数えて、あと420ギガトンの二酸化炭素しか放出できないという計算になります。

 

今日、この数字は、すでにあと350ギガトン未満となっています。これまでと同じように取り組んでいれば問題は解決できるとか、何らかの技術が解決してくれるとか、よくそんなふりをすることができますね。今の放出のレベルのままでは、あと8年半たたないうちに許容できる二酸化炭素の放出量を超えてしまいます。

 

今日、これらの数値に沿った解決策や計画は全くありません。なぜなら、これらの数値はあなたたちにとってあまりにも受け入れがたく、そのことをありのままに伝えられるほど大人になっていないのです。

 

あなた方は私たちを裏切っています。しかし、若者たちはあなた方の裏切りに気付き始めています。未来の世代の目は、あなた方に向けられています。

 

もしあなた方が私たちを裏切ることを選ぶなら、私は言います。「あなたたちを絶対に許さない」と。

 

私たちは、この場で、この瞬間から、線を引きます。ここから逃れることは許しません。世界は目を覚ましており、変化はやってきています。あなた方が好むと好まざるとにかかわらず。ありがとうございました。

 

 

トランプ大統領 温暖化対策サミットに急きょ出席 すぐ退席 | NHKニュース   https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190924/k10012095691000.html

 

アメリカのトランプ大統領は国連総会に合わせて開かれている温暖化対策サミットに急きょ、短時間、出席しました。当初の予定にない出席で、トランプ大統領は発言しないまま退席しました。

 

トランプ大統領は23日、国連総会に合わせて国連のグテーレス事務総長が呼びかけて開いた温暖化対策サミットの会場に、ペンス副大統領やポンペイ国務長官らとともに急きょ姿を見せ、席につきました。

 

トランプ大統領は15分程度、会場にとどまり、ドイツのメルケル首相らの演説を聞いたあと退席し発言はしませんでした。

 

サミットは、グテーレス事務総長が温暖化対策の強化につなげようと、各国政府に対しこれまでの取り組みを上回る具体策を持ち寄るよう呼びかけて開いたものです。

 

60か国以上の首脳や閣僚が出席して演説する予定でしたが、事前のプログラムでトランプ大統領は演説する首脳の中に含まれておらず、出席しない見通しでした。

 

トランプ大統領は温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」から離脱を表明するなど温暖化対策に後ろ向きな姿勢を見せています。

 

今回の出席についてフランスのマクロン大統領は「非常に前向きなメッセージだ」と述べて評価しました。

 

今回の出席の意図は明らかになっていませんが、アメリカでもハリケーンや洪水の被害が相次いだことなどから、与党 共和党の支持者の間でも温暖化への懸念が徐々に高まっていて、共和党の議員からはトランプ政権に政策の変更を求める声が上がっています。

 

トランプ大統領 出席理由問われると…

 

トランプ大統領は当初予定していなかった温暖化サミットに出席した理由について、シンガポールのリー・シェンロン首相との会談の冒頭、記者団に問われると「なぜなら私は、きれいな空気、きれいな水があるべきだと考えているからだ。とてもシンプルだ」と述べました。