自衛隊司令部に、『国民監視部署』~裁判でも違法活動と認定されている『情報保全隊』と密接に連携
『自衛隊司令部に国民監視部署』
自衛隊司令部に国民監視部署
情報保全隊と連携
秘密保護法の身辺調査に関与
この部署は、違法活動が裁判でも認定されている
自衛隊情報保全隊(情報保全隊)と密接に連携しており、
秘密保護法にもとづく自衛隊員や軍事関連企業社員への
身辺調査である「適正評価」にも関与するとみられます。
陸幕で情報保全隊と連携しているのは
運用支援・情報部。
防衛省の「陸上幕僚監部の内部組織に関する訓令」によると
同部情報課には「情報保全室」があり、
「自衛隊情報保全隊の管理に関する連絡」や
「国内情報の収集整理及び配布」が任務と明記しています。
陸自情報保全隊(2009年に自衛隊情報保全隊に統合)の
隊長だった鈴木健氏は、
仙台地裁で違法判決が出た、
情報保全隊による国民監視差し止め訴訟の控訴審(仙台高裁)で証言。
情報収集は「〈陸幕〉運用支援・情報部から指示された」と
認めています。
情報保全部署は、秘密保護法の「適正評価」を先取りして
自衛隊が実施する「適格性確認」でも重要な役割を果たしています。
「適格性確認」とは、”秘密”を扱っていいかどうか、
自衛隊員など国家公務員の身辺調査をする制度です。
などからその旨を指示された場合」に
公的書類を提出するよう指示しています。
「適格性確認」に詳しい自衛隊関係者は、
「身辺調査で実際にチェックを行うのは情報保全隊だた、
その情報に基づき『適格性』を判定するのは幕僚監部の情報保全部署だ。
秘密保護法のもとでは、さらに役割が大きくなる」と語っています。
あることから、回答は差し控える」としました。