公務員を、真に「全体の奉仕者」とする為にはどうすれば良いか。


公務員は、親が子供にさせたい就職先の第1位になっている。

それは身分保障がしっかりしているからだ。

しかし、本来、「全体の奉仕者」であるべき公務員が
ガッチガチに強力な身分保障をされているというのは
大きな矛盾となっている。

その為に、公務員は身分保障をしてくれる公務員組織を守る事が、
最優先事項となってしまっているのだ。

親方日の丸ということは、
現状の国体を守ることが、最優先されるということ。

それは、彼らの子や孫が生きていく
日本の将来よりも、最優先されている。


5年後、10年後、20年後、、、

その組織防衛、保身が、彼らの子や孫が生きる将来を破壊することになっているのだけれど、、、

一体、その事実を、その現実を、
どれだけの人が、自覚しているのだろうか。


これには給与体系も大きな原因となっている。


公務員とは、国家の運営に携わる仕事だ。
そうであれば、国家の経済規模に給与額も人員も合わせなければならない。

公務員の給与や人員こそ、変動相場制のように、
国家の経済数値と比例させなければならない。

そうして初めて、公務員は「全体の奉仕者」として働ける
モチベーションを持てるようになるのではないだろうか。
 
 
 
 
一人で組織を変えられるわけない、
と思うかもしれないけれど、そうではないと思います。
 
現実を知り、現実を直視して、現実を自覚すれば
おのずと組織は変わっていきます。
 
 
見て見ぬふり、気づかないふりをしている人は
どんどんと利用されてしまいます。
 
力づくで変えようとしなくても、
見て知って気づいた人には、理不尽な仕事はさせにくいものです。
 
理不尽な仕事をさせにくい人が増えれば
おのずと組織は変わっていきます。
 
 
 
 

公務員の給料アップ、過去の給料にも適応されることが判明!
4月まで遡ってボーナスと月給増!名古屋の河村市長だけは給料アップ拒否へ!
真実を探すブログ 2014/11/13 Thu.

 
11月12日の参議院本会議で
公務員の月給とボーナスの引き上げを含む改正給与法が
自民党民主党公明党社民党、生活の党、新党改革などの賛成多数で成立しました。
 
 
公務員給与の引き上げは7年ぶりで、年収は7万9000円も増加します。
しかも、今回の公務員給与の引き上げは2014年4月までさかのぼって適応される予定です。
 
 
普通の法案は成立した後を対象にしていますが、
何故かこの改正給与法だけは過去の分も適応対象となっています。
 
 
 
一方で、名古屋の河村市長は職員の給与引き上げを拒否すると発表しました。
 
既に労働組合などからは河村市長に抗議の声が相次いでいますが、
市長側は「給与を引き上げるのは企業の一部。子どもの貧困が広がっている問題もある」と述べ、公務員の給与を一律に上げるべきではないと指摘しています。
 
 
当ブログでは前も取り上げましたが、日本の公務員給与は世界一です。
二位の国とは倍以上の差があり、一人あたりの給与は他国を圧倒しています。
 
ハッキリ言って、今の公務員給与はあまりにも高過ぎです。
公務員の平均給与は半分にするべきですが、
河村市長が言っているように若手の公務員に関しては給料を上げても良いと私は思います。
 
 
それにしても、自民党公明党だけではなく、
野党各党もこれに賛成するとは思いませんでした。
 
国会議員の連中は河村市長を見習うべきです。
今の日本の残念なところは、河村市長のような方に続く人間が居ない事だと言えます。
 
河村市長も全盛期より支持をかなり減らしていますし、このままでは本当に不味いです。

 
 

☆国家公務員給与、7年ぶり引き上げ…改正法成立
読売新聞 11月12日(水)21時6分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141112-00050119-yom-pol
 
引用:
 
2014年度の国家公務員一般職(行政職)の月給と期末・勤勉手当(ボーナス)を
人事院勧告通り、7年ぶりに引き上げることを柱とした改正給与法が12日の参院本会議で、自民、民主両党などの賛成多数で可決、成立した。
 
月給を平均1090円(0・27%)、ボーナスを0・15か月分引き上げて
年間4・10か月分とする内容。平均年収は7万9000円増の661万8000円となる。
4月に遡って適用される。
 
:引用終了
 
改正給与法成立 国家公務員給与引き上げへ: http://youtu.be/msCulIthEdk
 
 
 
 

☆河村市長に「賃上げ勧告尊重を」 名古屋市人事委員長
日本経済新聞 2014/11/7 3:05

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFD06H1O_W4A101C1CN8000/
引用:
名古屋市河村たかし市長が、職員の今年度の給与を引き上げるように求めた
市人事委員会の勧告を拒否する方針を明らかにしたのを受け、
人事委の栢森(かやもり)新治委員長は6日、河村市長と会い、
改めて勧告を尊重するよう求めた。
 
ただ、河村市長は考えを変えない方針を示し、議論は平行線をたどった。
:引用終了

 
----------------------
 
 
名古屋の河村市長のように、
みんなと同じ毒を食べない人がいると、足並みが乱れてしまいますからね。
なんとか毒を食べさせようと必死なんでしょう。
 
河村市長が、まともな姿勢を貫き(つらぬき)続ければ
他の都道府県知事、市長も毒を食べるのが気まずくなってしまいますからね。
 
 
 
この問題は、公務員や、議員が悪い、というような簡単なものではありません。
全ての人の「認識」が間違っている為に、起こっていることです。
 
力づくで変えても、問題は解決しません。
気づき、知り、認識を正して初めて、問題が解決するのだと思います。
 
それを、元阿久根市長の竹原信一さんが、ここ暫く、ずっと解説をしてくれています。
2014 0830  鹿児島県阿久根市元市長が語る公務員法の闇: