大阪でホッキョクグマの赤ちゃんの子育てが見られるかもしれません!

 
2014年11月25日に、静岡県浜松市動物園からきて3年になる22歳のメスのホッキョクグマ、バフィンが、大阪市天王寺動物園のアイドルホッキョクグマ(蓬莱がスポンサー)の、オスのゴーゴの赤ちゃんを産みました。
 
 
天王寺動物園の人気者・ホッキョクグマ「ゴーゴ」に氷のプレゼント
 http://abeno.keizai.biz/headline/520/
あべの経済新聞 2012年07月22日

「ゴーゴ」は天王寺動物園で昨年、ゆるキャラ「ゴーゴくん」が誕生するなどの人気者。
2006年に豚まんで有名な「蓬莱」(浪速区)が寄贈。
大阪市が財政難で約2年間ホッキョクグマが不在だった時、
アイスキャンディーにシロクマのキャラクターを用いている同社に、同園が「お願いした」という。
名前の由来は同社の店名「551蓬莱」から。今回の氷柱も同社が用意した。
 
 
ホッキョクグマの子育ては大変で、
まず産まれてすぐの赤ちゃんが、そのまま育つか、
母親が育児放棄せずに育てるか、という難関があるようで、
バフィンは浜松時代に、出産をしたことがあるのですが、
その時は、赤ちゃんが成育することが出来なかったそうです。
 
ですので、今回、無事、育てることが出来たとしたら、
バフィンとしては初めての子育てになるということだそうです。
 
 
 
大阪市天王寺動物園ですから、大阪市には是非、
万全の対応をお願いしたいな、と思います。
 
現場の人は熱心に飼育をされていると思いますが、
お役所のお役所仕事で、現場が困る事がないように、
是非、しっかりと仕事をして欲しいと思います。
 
 
 
 

ホッキョクグマの赤ちゃんの鳴き声
ZOO×ZAQ スタッフブログ 2014年11月27日

 
 
本日の赤ちゃんの鳴き声 元気です。
 
何故、このように情報を公開するかというと
繁殖の難しさも伝える必要があると思うからです。
 
万が一、無事に育たないことがあっても事後報告で少しの説明で終わると、
このようにバフィンが赤ちゃんを一生懸命育てようとした記録が残らないので、
皆さんにもバフィンお母さんの姿を見ていただきたいからです。

 
 
大阪・天王寺動物園 生後3日目のホッキョクグマのバフィンの赤ちゃんの鳴き声:
http://youtu.be/-1OTP99FG8Q
 

 
 
 
 
赤ちゃんのささ鳴き動画です。
ささ鳴きとは赤ちゃんがお母さんに甘える時の鳴き声で、
ホッキョクグマの赤ちゃんはささ鳴きをしながらミルクを飲みます。

ホッキョクグマの赤ちゃんのささ鳴き: http://youtu.be/lJRzvRbY_0g
 
 
 
 
 
 
6日目のバフィンと赤ちゃん
ZOO×ZAQ スタッフブログ 2014/11/30 Sunday
 
  
 
 
国内外のホッキョクグマに詳しい、、物凄く詳しい方のブログでは、
最大の難関は突破できそうではないだろうか、という見解だそうです。
 
 

大阪・天王寺動物園がバフィンお母さんの赤ちゃんへの授乳時の音声を公開
~ 第一関門突破の可能性強まる
Polarbearology & conjectaneum 2014-11-28 10:30

http://urspolar.exblog.jp/20439608/
 
 
 
 

天王寺動物園ホッキョクグマの赤ちゃんが生まれました~当園の人気者!
ゴーゴとバフィンにbaby誕生!!~
大阪市 【平成26年11月25日(火曜日)】


 
ゴーゴとバフィンに赤ちゃん誕生!
 
天王寺動物園で、平成26年11月25日(火曜日)に
ホッキョクグマの赤ちゃんが誕生したことを確認しましたのでお知らせします。
天王寺動物園でのホッキョクグマの出生は平成10年11月25日以来16年ぶりです。
 
母親のバフィンは産室で隔離飼育しているため、
飼育担当者もホッキョクグマ舎に入室していません。
 
産室には監視カメラを設置していますが、映像での確認はできておらず、
赤ちゃんの出生は鳴き声のみでの確認のため、頭数・性別は不明です。
 
平成26年3月6日から11日まで交尾が確認されたため、妊娠しているものと仮定し、
出産準備として、母親のバフィンを10月29日から展示中止し、11月10日から絶食させ、
父親のゴーゴは終日、放飼場に出した状態で出産を待っていました。
 
 
ホッキョクグマは出産後の育児が難しく、日本の動物園では167頭出産し、
27頭が成育しているのみです。
 
母親のバフィンにに育児をさせるためには静かな環境が必要ですので、
ホッキョクグマ舎付近では静かにしていただきますようお願いいたします。
 
 
今回繁殖したホッキョクグマ

☆「ゴーゴ」
性 別: オス
生年月日: 2004年(平成16年)12月3日 9歳
ペルミ動物園(ロシア共和国)生まれ
体 重: 推定 300キログラム
体 長: 推定 250センチメートル
入 園:2006年(平成18年)3月15日入園
両 親:母親 アムデルマ
1997年 ロシア内の他の動物園からペルミ動物園に入園
父親 イコン
1997年 ロシア内の他の動物園からペルミ動物園に入園
 
 
☆「バフィン」
性 別: メス
生年月日: 1991年(平成3年)12月9日 22歳
Kolmardens Djurpark(スウェーデン)生まれ
体 重: 推定 200キログラム
体 長: 推定 200センチメートル
入 園: 1993年(平成5年)4月10日 浜松市動物園に入園
2011年 (平成23年)3月2日 天王寺動物園に入園
出産歴:2001年11月14日 1頭
     2004年10月21日 1頭
     2005年12月12日 1頭
     ※いずれも浜松市動物園で出産したもので、成育はしていない。
 
 

北極圏に生息し、現地ではアザラシなどを主に捕食する肉食動物。クマの仲間では最大級のもので、オスは全長2.5メートル、体重800キログラム。普通は、300~500キログラム。メスは全長2~2.5メートル、体重175~300キログラム程になる。
メスは冬場に雪穴をつくり、その中で赤ちゃんを出産し育児する。地球温暖化の影響で、北極圏の氷が減少し、冬季、アザラシを採ることができなくなり、栄養不足から野生での個体数の減少が心配されている。寿命は20年~25年くらい。
ワシントン条約附属書Ⅱ(※)に該当。