フィギュアスケートが教えてくれた「マスコミのウソ体質」


大きな利権(金・既得権益)が絡んでいるところにとって都合が良い価値観を、
一般国民の多数に信じさせるために、
テレビ・新聞・ネットニュースなどのマスコミは嘘をつく。

それをダイレクトに実感させてくれたのは、
私が好きなスポーツのフィギュアスケート


しかし、最近はあまりに酷い八百長、ゴリ押し、スケート連盟の腐敗で
良い選手がどんどん引退していき、

ジャンプ偏重の変ルールに対応した少年少女体型で、
各国スケート連盟がゴリ押しする選手への八百長ジャッジが横行しすぎてしまい、
フィギュアスケートファンのファン離れも深刻になっています。


そんなところに出てきたこのニュース。

フィギュアスケートファンには、カザフスタンデニス・テン選手は大人気で
彼がスケート技術も人格も素晴らしいことは知られているのですが、、
まるで、デニス・テン選手が酷い行為を繰り返しているような捏造記事です。

公式練習の曲かけ中とはいえ、リンクは貸切ではなく、
曲かけ中ではない選手は、自分のスピン、ステップ、ジャンプの確認を
リンクの隅の方でしており、
ましてやスピン中は、スピンしている場所から動かないので、
ぶつかられることはあっても、ぶつかることはあり得ません。

>羽生の滑りを妨げる場所でスピンをしており

と書かれていますが、曲かけ中だからといって、
リンク全面を好き放題使って良い訳ではなく、
スピンをしている選手をよけながら滑るのがマナーというか、
普通の安全走行です。

もし、デニス・テン選手が羽生選手の曲かけ中に
リンクのど真ん中でスピンをしていたとなれば、それはマナー違反ですが、
そんな映像や画像はもちろん、記事も一切出てきません。

あれば問題行為として出してこない筈はないので、
マナー違反をしていたのはデニス・テン選手ではないのでしょう。
(だからマスコミは画像を出さない。デニス・テン選手を悪者に出来ないと都合が悪いから)



デニス・テン選手のドーナツスピンの参考画像ですが、
こんなことをしている選手に向かって滑っていくのは、
危険走行以外のなにものでもありません。

イメージ 5





羽生 テンの“マナー違反”に怒りあらわ「それはねえだろ、お前!」
スポニチアネックス 3月31日(木)2時45分配信


 フィギュアスケート世界選手権(米マサチューセッツ州ボストン)に出場する14年ソチ五輪男子金メダリスト・羽生結弦(ゆづる、21=ANA)が珍しく怒りをあらわにした。
【写真】公式練習で調整する浅田真央
 30日(日本時間31日)の男子ショートプログラム(SP)を前に、同日昼にサブリンクでの公式練習に参加。SP使用曲「バラード第1番」を流しての滑走中、デニス・テン(22=カザフスタン)が羽生の滑りを妨げる場所でスピンをしており、羽生は「それはねえだろ、お前!」と声を荒らげた。
  前日(29日)、本番会場での公式練習でも、羽生は曲がかかっている最中にテンと接触しそうになり、演技を中断せざるを得なかった。通常5~6人で行われる公式練習では、曲をかけて滑っている選手が優先されるという暗黙のルールがある。2日連続での“マナー違反”に我慢ができなかった様子の羽生だが、サブリンクを去る際には笑顔が戻っていた。




浅田真央高橋大輔さんを含め、日本選手とも仲のいいデニス・テン選手

イメージ 1

イメージ 2


イメージ 3


イメージ 4










羽生選手が衝突事故の多い選手だというのは、フィギュアスケートファンには良く知られていますが、今までも何度か記事にまでなっています。

2015年末の全日本選手権の公式練習で、村上選手と衝突しましたが、
この時、村上選手はケガをしました。
画像を見れば、リンクの隅で衝突しています。

体勢をみれば、村上選手は殆どスピードが出ておらず、ぶつかられたのが判ります。

羽生にアクシデント 村上と公式練習中に激突 ― スポニチ
http://girlschannel.net/topics/581600/

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8



羽生が雄叫び 「よっしゃ~、見たかぁ~!」圧巻の演技で首位発進(デイリースポーツ)


イメージ 9


-------

フィギュアスケートってそんな競技でしたっけ?

芸術性も求められる競技だからこそ、表現力の高さを求められる。
コンタクトスポーツの王道、サッカーやラグビーでも「見たか~!」なんて攻撃的で下品なアクションをする選手は殆どいない。

ショパンのバラード1番って、繊細で美しい曲で、攻撃性なんて微塵も感じられない曲なのに。


浅田真央(mao asada)  TEB 2010 Gala  バラード第1番~アンコール付き






----------------------

そして数日経って、「あまり多くの人に知られない程度の小さな記事など」が出てくる。

■現地で例の公式練習を見ていた青嶋ひろの氏「報道のようなテン選手がわざとという事は絶対にない 」 /4月1日(金)TBSラジオ「デイ・キャッチ!」
https://t.co/4sVdthlgxP

羽生選手の曲に合わせてステップを始めようとした時に
デニステン選手がキャメルスピンをしていたので
ステップが出来ずイライラし叫び声を上げて
その後3Aを跳んで失敗して壁に激突し、壁を叩いた

曲掛けの選手が優先というルールはあるので
マナー違反と言えばそうだが
テン選手はスピン中なので周りは見えない
羽生選手が来るのも見えなかったと思う

ものすごくやっちゃいけない事かと言われるとそうではない
よくある事ではある
世界選手権でみんなが火花を散らしてる状態なので
羽生選手もカチンときてしまったのかなと
でもそこまで大きな声をあげる程の事ではなかったので
そこにいた全選手も含めビックリした

報道のようなテン選手がわざとという事は絶対にない



羽生“妨害”疑惑にテンとコーチが反論「どちらに罪があるというわけではない」
デイリースポーツ 4月2日(土)5時0分配信 

米ボストンで開催中のフィギュアスケート世界選手権でソチ五輪金メダリストの羽生結弦(21)=ANA=が公式練習中に同銅メダリストのデニス・テン(22)=カザフスタン=に“妨害”を受けたとされる問題で、テンと、そのコーチを務めるフランク・キャロル氏が3月31日(日本時間4月1日)、疑惑に反論した。

 問題は男子SPが行われた現地時間30日の公式練習で起こった。
羽生がSP「バラード第1番」の曲掛けの練習中に、ジャンプに向かう軌道上でテンがスピンを行っていた。

曲が掛かっている時はその選手の動きを優先するのがマナーとなっており、羽生は「それはねえだろ、お前!」と声を荒げ、その後のトリプルアクセルで転倒。
右手で壁を叩いて怒りを露わにした。

29日の練習でも同様の場面があり、SP首位発進後には「ビデオで見たけどあれはたぶん故意だと思う」と、指摘していた。

  これに対し米フィギュア専門サイトのicenetworkが報じた中でテンは
「誰かが叫んで通り過ぎるまで気づかなかった」と問題のシーンを振り返り
「問題があったとは思わない。私たちはお互いぶつかりはしなかった。
練習では6人の選手がリンクにいる。時々近づきすぎてしまうことはある」と、
故意の“妨害”の意図はなかったと説明した。


  また、キャロルコーチは、カザフスタンメディアのVesti.kzのインタビューに応じ
「どちらに罪があるというわけではない。こういうことはよく起こる」とした上で
「羽生は経験豊富な選手で、オリンピックチャンピオンだ。
その時、デニスと障壁まで十分なスペースがあり、トリプルアクセルを行う前に方向を変更することは難しくなかったが、羽生はそれをしなかった」と、主張した。

  そして羽生が14年11月の中国杯で6分間練習中に閻涵(中国)と衝突事故、
昨年12月の全日本選手権の練習中に村上大介と激突していることを挙げ
「そしてここではデニスと。私には衝突がパターンになっているように思える。
3度も起きるというのは奇妙だ」と、指摘。両陣営の主張は平行線をたどった。
.



日本のスケートファンから、マスコミ報道の謝罪と撤回を求める署名活動もおこりました。



◎ このアクションを起こすきっかけ
2016年世界フィギュアスケート選手権の公式練習中に、羽生結弦選手がカザフスタン代表のデニス・テン選手を怒鳴りつけるという事件が起きました。
デニス・テン選手が羽生選手の曲かけ練習中、羽生選手の軌道上でスピンの練習をしていた事が原因でした。
その後、羽生選手が「たぶんあれは故意だったと思う」と日本のメディアに向かって発言したことがきっかけで、日本のメディアが一斉に「妨害」と大々的に報道し、テン選手側の主張を全く取り合うことなく誹謗中傷をおこなうという事態に発展しました。
これにより、テン選手のSNSには片方だけの主張を信じた、心無い人たちからのコメントが殺到しました。
テン選手の出自が韓国系であったこともこの件に拍車をかけました。
 
練習中の暗黙のルールとして『曲かけ中はその曲の選手が優先される』というものがあるのは事実です。
ですが他にも暗黙のルールはあります。
『スピン中は周囲が確認できないため、その選手が優先される』というルールです。
前述したとおり、羽生選手が声を荒げた際、テン選手はスピンをおこなっていました。
そしてテン選手側の暗黙のルールは全く報道されることなく、「妨害」というレッテル張り・人種差別の誹謗中傷が行われたのです。
 
 ◎ 日本と海外では大きくことなる報道がされた
この件に関して海外の報道と日本国内の報道では大きな隔たりがあります。
利害関係の全くない、現地にいたアメリカ人記者の記事によると、テン選手は羽生選手がコーナーを回っている最中からスピンを開始していたとあります。
羽生選手がテン選手の方向に向かってくる前からスピンを始めていたのです。
海外ではテン選手が故意に妨害したと報道する記事はありません。
むしろ「日本の羽生選手があれは故意だったと主張した」という見出しで、羽生選手の一連の言動のほうをメインに報道しています。
羽生選手が以前の衝突事故により大怪我を負ったため、神経質になっていたのだろうという内容が多いですが、テン選手が故意に妨害したと報道している記事はありません。
 
  ◎ カザフスタン側の反応
カザフスタン側のニュースでもこの件はトップニュースとして報道されました。
主に日本のメディアが偏った報道をおこなったこと、テン選手の出自がもちだされ差別的な報道がなされていると報道されました。
デニス・テン選手はカザフスタンフィギュアスケートの選手として初めてオリンピックのメダルをもたらした選手で、同国にとっては国民的英雄です。
その選手が日本の偏った報道により一方的に侮辱され、カザフスタンでは対日感情が悪化しています。
 
その後、カザフスタン側の報道では日本スケート連盟の関係者が「連盟はいかなる抗議もしない」、「この件を国際スケート連盟に訴えないで欲しい」とするメールおよび、書面をカザフスタンスケート連盟の関係者に送っていたと報道されています。
 
これらの報道は英語のニュースでも小さくですが報じられました。
ですが日本のニュースでは全く報じられず、ただ単に本人同士が握手して和解したとしか報じられていません。
これでは「テン選手の故意による妨害を羽生選手が許してあげた」というようにとらえられかねません。
テン選手は自身のインスタグラムで羽生選手との握手写真を公開し、「これですべてが終わりますうに」と綴っています。
ですからこのアクションはテン選手の意思とは反するものです。
事の詳細を追っているスケートファンの間でも、この件は当人同士が和解したのだから蒸し返すべきではないという意見があります。

しかしメディアが大々的に乗っかり、一方的な断罪が行われた以上、もはや当人同士の和解だけで済まされる話では無いのではありませんか?
特にスケートのファンではない、テレビでたまに見かけるだけという人々の間ではテン選手の名誉が貶められたままなのです。
 
◎ 大騒ぎするようなことだったのか?
そもそもこのような公式練習中のニアミスや接触フィギュアスケートではよくあることです。
本来であれば一人で演技を行うリンクに、臨戦状態の選手たちを複数同時に練習させるのです。問題が起きない方が不自然です。
衝突事故もたびたび起こっています。
自身の曲かけ練習中であっても、思い通りに練習できないという状況は決して珍しいものではなく、良くあることなのです。
 
◎ 和解しても終わらない中傷
しかし今回の報道を受け、ネット上にはテン選手が羽生選手にニアミスしそうになった過去の練習シーンを探し出し、晒しものにするという事態にまで発展しています。
他の選手同士がニアミスや接触をしているシーンも沢山あるというのに、この二人が接近したシーンだけをつなぎ合わせて編集した動画が出回っているのです。
最初に羽生選手の言葉を聞いた日本の記者が記事にし、それを海外の記者が報道し、世界中に散らばる羽生選手のファンが感情だけでテン選手を侮辱する事態が続いています。和解したと発表した現在もです。
 
◎ なぜこんなことになったのか?
この件の一番の問題は、一人の選手の憶測に過ぎない言動を裏付けもとることなく鵜呑みにして報道した点にあると考えています。
1年の集大成となる大きな大会で気が高ぶっている選手の「たぶん」という言葉を、真実であるかのように報道することがまっとうな報道でしょうか?
ましてや現地でスケーターを取材するような記者は、このようなニアミスはよくあることだと知っているはずです。
それを面白おかしく報道し、人種差別にまで発展させたメディアは自身の報道に対して責任を持つべきです。




このサイトで4月24日夜までの予定で行われていた