異様な日本メディアのトランプ叩き


異様な日本メディアのトランプ叩き

アメリカのドナルド・トランプ新大統領に対する日本のニュースメディアの報道も異様なほど熱心である。

新聞の主要各紙も、テレビの主要チャンネルもトランプ氏関連の報道や論評に満ち満ちている。日本の一般の読者や視聴者の関心の高さを反映しての現象だろうか。

だが日本のトランプ報道は現段階ではきわめて批判的、ネガティブである。
トランプという名前が出れば、とにかく「偏見」「差別」「横暴」「無知」などという負の言葉が並ぶ。
 
まだ実際になにも始めていない大統領や政権に対しての報道姿勢としては先入観にまず流されての「トランプ叩き」と呼んでもよい極端さなのだ。

そのなかでもトランプ氏の就任前の1月11日の記者会見の報道はとくに偏りが激しかった。
 
当選後初めてのこの会見でのトランプ氏の言動は「排他と対立を扇動する大統領へ。あられもない現実」(朝日新聞1月12日夕刊コラム『素粒子』)と断じられたのだ。
そこではトランプ氏側の主張への光はまったく当てられない。

この会見ではトランプ氏はCNNテレビの記者から質問をぶつけられ、答えることを拒んだ。CNNがその直前にトランプ氏の行動について虚偽の報道を流したことに抗議してのCNN相手にせず、という対応だった。

この展開は記者会見の以前にまでさかのぼって実態をみないと、公正な全体図は浮かんでこない。
 
CNNはロシアの情報当局筋からの「秘密報告」として「トランプ氏がモスクワの豪華ホテルで乱交や放尿という乱痴気騒ぎをした」という報道を流していた。
 
本来はニューヨークを本拠にし、娯楽ニュースなどをメインに急成長したバイラルメディアの草分け「BuzzFeed(バズフィード)」が流した「報告」だった。35ページに及ぶこの「報告」はトランプ氏のめちゃめちゃな言動の数々をきわめてどぎつい形容で伝えていた。

だがこの「報告」が虚偽だったのである。
アメリカの情報当局者が「根拠がない」と断定した。イギリスの情報当局も同様だった。(注1)
アメリカの大手メディアもみなその内容を知りながら無視をした。
 
ワシントン・ポストのメディア問題コラムニストでニューヨーク・タイムズの元編集長のマーガレット・サリバン氏も「明らかに虚構だとわかる情報を伝えたバズフィードの対応は無責任であり、間違っていた」と論評した。

ところがCNNだけはその虚報を真実であるかのようにして報じたのだ。
当事者、しかも虚報の被害者となるトランプ氏が激怒するのは当然だろう。(注2)

1月11日のトランプ氏の記者会見はこうした騒ぎの直後に催されたのだ。
だから彼がCNNテレビの記者の質問を認めなかったことも、それなりに理があったといえよう。
 
ところが日本の報道ではこの前段の重要な経緯が伝えられず、ただただトランプ氏がCNNに不当な怒りをぶつけているかのように報じられたのだ。
 
そしてそこからトランプ新大統領がメディア全体を弾圧するような構図が日本の主要メディアの多くでは描かれていったのである。



(注1)参考リンク

http://www.dailymail.co.uk/news/article-4111856/Director-National-Intelligence-tells-Trump-dismay-Russian-dirty-dossier-leaks.html

(注2)CNNの一連の報道

http://edition.cnn.com/2017/01/10/politics/donald-trump-intelligence-report-russia/

古森義久(ジャーナリスト・麗澤大学特別教授)





安倍首相は漢字読めない? 答弁で「云々」を「でんでん」
日刊ゲンダイDIGITAL 2017年1月25日

おバカ丸出し?――安倍首相が24日の参院本会議での答弁で、漢字を読み間違えていたことが分かった。

 国会でにわかに与野党の論戦になっている「プラカード」を巡る問題。安倍首相が前日の施政方針演説で「国会でプラカードを掲げても何も生まれない」と発言したことに対し、民進党蓮舫代表が代表質問で抗議。自民党も野党時代にプラカードを掲げていたことを指摘した。これに怒った安倍首相はこう答弁。

「あくまでも一般論。民進党とは言っていない。思い当たる節がなければ、ただ聞いていればいい。(ひときわ声を張り上げて)『訂正でんでん』というご指摘は全くあたりません」

 訂正でんでん? どうやら安倍首相は、答弁書にあった「云々」という漢字を「でんでん」と読んでしまったようなのだ。

 早速ネット上では、〈安倍総理 誤読〉〈安倍首相、国会答弁で「云々」を「でんでん」〉〈あまりにも堂々と言っているから野党側も気が付いていない感じでした〉などと動画付きで情報が拡散されている。

 読み間違えだとしても、「訂正でんでん」なんて日本語、意味不明。どう考えてもおかしい。安倍首相はそう思わなかったのだろうか?

 麻生財務相の「みぞうゆう」よりビックリだ。



安倍首相がやってくれた!!  「デンデン」と!  赤かぶ

ツイッター(云々)

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こんなにいつもルビをふってくれている安倍首相の原稿なのに
「云々」にルビをふらなかったのは官僚のミスだったんだろうね~
  
ま、中学生レベルの知識があればルビはいらない内容が殆どだし・・・
何にルビをふるべきなのか判らなくなっても仕方ないわな・・・