ニュース番組から国内政治、国会のニュースが激減している
ニュース番組から国内政治、国会のニュースが激減している
NHKニュース7など、
アメリカの問題から始まって、もう15分くらいには地方のほのぼのニュース
20分くらいにはスポーツと天気予報になっている。
東京マラソンの時など、選手の走っている映像などもしっかりとワイドショーのように流していた。
選手の走る映像、選手の紹介、表彰式などで5分くらい使っていた。
その時に、国会は「統計不正」「辺野古の軟弱地盤」の問題で
政府は嘘、ねつ造、はぐらかしの答弁に終始して大荒れだったのに
政府側のまともに聞こえる答弁だけを取り上げて1分くらい流しただけ
こういうテレビの時間配分って
「何が重要で、何が重要でないのか」という国民の認識をコントロールしようとする意図でなされている。
わかりやすい図を作ってくれた人がいるので、拝借しました。
この傾向、NHKニュース7、NHKニュースウォッチ9で特に顕著だけれども
どの局のニュース系番組でも、、
特にモリカケでぐうの音も出ない情報がたくさん出はじめてから、この傾向、
要は「忖度編集」が酷くなっている。
土日に1週間のニュースをまとめているようなニュース系番組でも
モリカケ以降、スポーツの時間が2割近く長くなっているように見える。
そんな中、昨日、
籠池さんの初公判がやっと、やっと行われた。
籠池さんは「国策操作である」と訴えているが、
この問題、どれほどNHKは取り上げるだろうか。
籠池被告、初公判で一部否認 「官邸からの意向と忖度」:
学校法人森友学園(大阪市)の補助金不正事件で、国の補助金など計約1億7千万円をだまし取ったとして詐欺罪などに問われた学園前理事長の籠池泰典被告(66)と妻諄子(じゅんこ)被告(62)の初公判が6日、大阪地裁(野口卓志裁判長)で始まった。
諄子被告は無罪を主張した。
補助金不正事件で自らが逮捕・起訴されたことについて
「国民の目をそらせるために別件逮捕した」と批判した。
起訴状によると、両被告は2016年2月、学園が大阪府豊中市の国有地に開校を目指した小学校建設工事で、虚偽の契約書を提出するなどして国の補助金約5644万円を詐取。11~16年度、学園が運営する幼稚園などで病気や障害のある園児に特別な支援をしたと偽るなどして府と大阪市の補助金計約1億2千万円をだまし取ったとされる。
両被告の弁護側は国の補助金について「業者が主導し、両被告はだます認識も業者との共謀もなかった」と主張。幼稚園への補助金をめぐっても、泰典被告は「実際に特別支援をしており、適法な申請だった」と一部を否認し、諄子被告は不正に関わっていないとして無罪を求めるとみられる。
一連の問題を捜査した大阪地検特捜部は17年9月までに、両被告を補助金不正問題をめぐる詐欺罪などで起訴。その後、国有地の大幅値引きや公文書改ざんをめぐる疑惑で捜査を続けたが、18年5月に財務省関係者ら38人をいずれも不起訴とした。不起訴が妥当だったか、検察審査会で審査が続いている。(畑宗太郎)
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安倍政権には都合が悪いということで、あまりにも悪意のある編集をNHKは行い
ネット上では大炎上。
ハーバービジネスオンラインで、その国民への背信ともいえるNHKの悪意ある編集が取り上げられた
【HBO!】小川淳也議員による根本大臣不信任決議案趣旨弁明を悪意ある切り取り編集で貶めたNHK
https://hbol.jp/187300 @hboljpさんから小川議員を映しつつ、彼自身の言葉を一言も紹介しなかったNHK
悪意ある編集により、小川議員はあたかも、政権を皮肉り、無駄に水ばかり飲み、いたずらに時間をつぶして喜んでいる礼儀知らずの議員であるかのように紹介された。
そして、自民党議員の反対討論は、その小川議員の行為を諫めるものであるかのように報じられた。
あとで改めて説明を加えるが、最初に注意を促しておきたい。
小川議員の演説は確かに映像で紹介された。
しかしそれは冒頭部分だけで、統計標語を皮肉ったネット上のパロディを紹介した場面だった。
小川議員自身の言葉は、一言も、ただの一言も、紹介されなかった。
NHK「ニュースウオッチ9」はどう報じたのか?
切り取り編集の悪質さ
このNHKの映像が、どのように悪意に満ちていたか、簡単に解説しておこう。
第一に、上にも述べたように、小川議員自身の言葉が、一つも紹介されなかった。
紹介されたのは、冒頭の「つかみ」部分で、総務省の統計標語の募集に対してインターネット上にあふれた統計標語のパロディーだけだ。
まるで小川議員が、誹謗中傷だけで無駄に時間を埋めたかのような印象を与えるものだった。
第二に、小川議員は無礼な議員であるかのような印象を与えた。
実際には趣旨弁明の開始時に、大島議長に対しても議場の議員に対しても深く一礼しているのだが、それは紹介されず、登壇のシーンに続いて、原稿を読み上げているシーンが流され(アナウンサーの音声がかぶせられ、何を語っていた場面かは読み取れない)、一礼した場面は紹介されなかった。
それに対し、自民党の丹羽議員については、議場の議員に対して深々と一礼するシーンが流された。
「途中、何度も水を飲む姿に、議長は」というアナウンスもそうだ。
いたずらに水ばかり飲み、無駄に時間を費やしているかのような印象を与えるものだった。
また、引いたカメラで、水を飲む小川議員と、その背に向かって注意する大島議長、というシーンをとらえることにより、無礼な議員、という構図を示した。
実際には、大島議長が小川議員に注意したのは、1時間48分のうちで、二度だけだ。
上記の見出しの(20)の消費増税に触れた場面で、この「少し早めて結論に導いてください」という発言があった。
さらに、(27)の結論のところで、「(与党の)不規則発言に答えず、進行してください」という発言があった。
その二度だけだ。 しかし、大島議長の「少し早めて」という注意に続いて、その注意に拍手で応える与党議員を映し出すことにより、議長も議員もうんざりしている、という印象を与える描き方だった。
なお、実際にどのタイミングで水を飲んでいたのかは、犬飼淳が下記の記事で検証し図解している。
【NHKの真っ赤な嘘】2019年3月1日小川淳也議員による根本厚労相不信任決議案趣旨弁明を伝えるニュースウォッチ9|犬飼淳 / Jun Inukai @jun21101016|note(ノート) https://note.mu/jun21101016/n/n7280037cc1a8
これによれば、演説の後半に5回、水を飲んでいる。1時間48分の間に5回にわたって水を飲むことは、犬飼も指摘するように、不自然なことではない。
水差しが用意されている以上、無礼なことでもない。
大島議長も、水を飲む行為に対して注意したわけではない。
むしろ、演説の途中に割り込むことを避け、水を飲むタイミングで発言したものと考えられる。
いたずらに時間をつぶしてヘラヘラと小川議員が笑っているかのような印象を与えるものだった。
実際には原稿を振りかざした場面は、(27)の結論に至る直前だ。
本当はまだ、あと4割ほども語り残した原稿があった(※先述したように小川議員が自身のブログで公開している)。しかし、無念の思いでそれを読み上げるのを諦めた、その苦笑いをとらえたものだった。
この場面は、実際は、こういう場面だった。
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●小川淳也議員:
本来、ここで(と、苦笑いしつつ原稿を振りかざす)。・・・・・・まだまだ原稿がありました。
不規則発言に答えず、進行してください。
●小川淳也議員:
本来ここで、根本厚生労働大臣が所管する社会保障改革の、その大切さと、そしてその難しさと、そしてその背景にある日本の人口動態の激変と、そしてその背景にある、世界的な経済社会環境の変化と、これについて最後に議論し、党派を超えて、党派を超えて、皆様の理解を求めたいと思っていました。
しかしながら、諸般の情勢を私なりにしっかりとわきまえ、最後の結論に至りたいと思います。
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無駄に時間を費やしつつ、ヘラヘラと笑っているかに見える小川議員の表情は、
実際は、1時間半を超える演説で疲労困憊しつつ、まだ語りたい内容を無念の思いで断念した、その表情だった。
第四に、自民党の丹羽議員による「このたび野党諸君が提出した決議案は、まったくもって理不尽な、反対のための反対。ただの審議引き延ばしのパフォーマンスであります」との発言は、
小川議員自身の発言が一言も紹介されていなかったため、説得力をもつもののように紹介されていた。
適切に小川議員の演説の要点をNHKが紹介していれば、この丹羽議員の発言こそが、「まったくもって理不尽な」、小川議員の指摘に対する「反対のための反対」であり、小川議員の指摘が当たらないかのように印象づけるための「パフォーマンス」であったことが、視聴者に理解されただろう。しかし、そのようには紹介されなかった。
第五に、自民党の丹羽議員による「国民の誰ひとりとして、このような無駄な時間の浪費を望んでいないことに、どうして気がつかないのでしょうか」という発言。
筆者はこれを、野党議員を支持する国民を排除する発言と受け止めたが、
NHKは「誰ひとりとして」という排除的な発言を、もっともな指摘であるかのように紹介した。
第六に、小川議員の趣旨弁明演説の前に根本厚生労働大臣の、余裕の笑顔のような表情を映し出し、最後にも根本大臣の発言を紹介することによって、小川議員の趣旨弁明演説はなんら根本大臣に「刺さる」ものではなかった、という印象を視聴者に与えた。
「まったくもって理不尽な、反対のための反対」か?
実際には小川議員は、いたずらに時間をつぶして採決を引き延ばしていたわけではない。
いかに統計への政治介入の問題が深刻な問題であるか、いかに人事権を全権掌握した安倍政権が官僚に真実を隠させ、組織のモラルを崩壊させているかを、真摯に説き、モラルの立て直しと、社会の立て直しに向けて、みずからの決意を述べたものであった。
なぜ総理秘書官が統計手法の変更に関与してはならないのか。小川議員はこう語っていた。
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森友・加計問題における柳瀬秘書官、そしておそらく現在彼ら全てを統括しているであろう今井政務秘書官、こうした官邸、総理まわりの人物は、すべて法的な職務権限を持たない人たちばかりです。
しかし実際に、その権力と影響力は、絶大です。
その職責はひとえに総理を補佐することにあるにもかかわらず、霞が関に向かっては、総理の意を笠に着て、事実上、絶大な権力を行使しているのです。
この国の民主主義、法治国家の基本原則は、すべての権力が国民の信託に由来するところから始まります。
同時に、全ての権限は、国民の信託に由来する国会において認められた法律に基づき、具体的な職務権限として規定され、行使されています。
同時に、この法律に基づく職務権限は、それに対する説明責任と、結果責任を、セットとして併せ持っています。
つまり、権限には責任が伴い、
責任のないところには権限はなく、責任なくして権限なし、権限なくして責任なし。
これが原則であり、当たり前のことです。
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毎月勤労統計の調査手法が官邸の介入により不透明な形で変更され、前年からの実際の賃金の変化の動向が把握できない状況のままに予算案が可決されようとしていることに対しては、小川議員は、こう語っていた。
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根本大臣、賃金は与党の議員も言う通り、バーチャルで上がっても何の意味もありません。
数値だけ上乗せされても、国民生活は全く改善しないのです。
一刻も早く、統計委員会が重視をし、連続性の観点からも景況判断の決め手となる、サンプル入れ替え前の継続事業所の賃金動向、すなわち「参考値」をベースとした実質賃金の水準を明らかにすることを、求めるものであります。
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これらの小川議員の指摘は、自民党の丹羽議員が言うように、「まったくもって理不尽な、反対のための反対」だろうか?
NHKのニュース制作者は、この小川議員の指摘を聞きながら、丹羽議員が言うように、小川議員の演説が、「まったくもって理不尽な、反対のための反対」だと受け止め、その丹羽議員の指摘を報じたのだろうか?
そうではなく、それぞれの主張を公平・公正に並べたのだというのなら、小川議員の指摘の要点をなぜ紹介しなかったのか。
真に闘うべきは、国民の政治への諦め
野党議員が国会質疑の時間を無駄に浪費している、そのように受け止めただろう。
そう考えると、なんとも言い難い思いに駆られる。しかし、そうやって政治にうんざりして関心を失うことこそが、政府・与党がねらっていることなのだろう。
だから、小川議員がこの趣旨弁明演説で指摘した2つのことを、心にとどめておきたいと思う。 一つは、最大の闘いの対象は、国民の諦めだ、という指摘だ。
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しかし、一連の不正統計に対する国会審議を通して、私ども野党議員に対して、多くの激励や励ましをいただくことを通して、国民は正直な政治を求めている、国民に真に寄り添う政治を求めている、そのことを強く確信したのです。本当にありがたいことでした。
最大の闘いの対象は、実は安倍政権でもなければ、自民党でもない。
私自身を含め、真に闘うべき対象は、この国民の諦めなのではないか。
国民とともにこの諦めと闘うために、まずは私たち自身が確固たる意志を持って、自らを励まし、自らの絶望やあきらめと敢然と闘い続け、そして常に国民とともにある、その姿勢を示し続けなければなりません。
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今の政治状況に対して、政治家が諦めないこと。そして国民が諦めないこと。
国民が諦めずに政治家を励まし、まともな政治を求め続ける。
そして政治家が諦めずに自らを励まし、敢然と闘い続ける。
その循環を維持し発展させていくこと。それが大事だ。
もう一つは、国民と政治家の相互の信頼を取り戻すことが課題である、という指摘だ。
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小手先の改革ではどうにもならない構造問題が、この国の未来には横たわっています。
そして、わたしたちが真に国民の負託に応えるために、血みどろになる覚悟でその課題に向き合うために、私たちに求められるのは、国民に対する信頼であります。
政治家が国民に信用されていない。しかし、政治家もまた、国民を信用しきれてない。
この狭間を、この隙間を埋めなければ、小手先でない正しい改革は、成し遂げられません。
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「このたび野党諸君が提出した決議案は、まったくもって理不尽な、反対のための反対。
ただの審議引き延ばしのパフォーマンスであります」と語った自民党の丹羽議員は、本心からそう思っていたわけではないだろう。
そう国会で語り、それをNHKに報じさせることによって、「野党はパフォーマンスばかり」と国民に思わせる、そのために意図的にそう語ったのだろう。
そこには国民に対する信頼など、ない。
それに対し、小川議員は、政治家に対する国民の信頼を取り戻すことと、政治家が国民を信頼すること、その双方の課題を成し遂げなければならないと指摘している。
それは簡単なことではない。しかし、目指すべきことだ。
<文/上西充子 Twitter ID:@mu0283> うえにしみつこ●法政大学キャリアデザイン学部教授。共著に『就職活動から一人前の組織人まで』(同友館)、『大学生のためのアルバイト・就活トラブルQ&A』(旬報社)など。働き方改革関連法案について活発な発言を行い、「国会パブリックビューイング」代表として、国会審議を可視化する活動を行っている。『緊急出版! 枝野幸男、魂の3時間大演説 「安倍政権が不信任に足る7つの理由」』の解説、脚注を執筆。
(転載おわり)
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私はこの日本国民の多くが、政治に対して諦めというより
「私は政治に関心がない・政治の話なんてしないし、政治に関わるようなことはしない多数派だ」
という立場を守りたいという意識を持っていることが、政治をムチャクチャにしていると思う。
「政治に対して諦め」なんていうと、まるで「政治に対して何度かアクションしたことがある」みたいだ。
選挙にはいったことがあるかもしれないけれど、政治の問題を我がことととらえて、
身近な人と話をしたことがあるひとはどれくらいいるのだろうか?
日本ではまるで政治のことを語るのはレジスタンスのようだ。
政治のことを語っているのがバレると
「やめなさい!そんな体裁の悪いことしていたら村はずれにあうぞ!」
という圧力を受けるような気がする。
だから、政治に関心をもって市民活動をするような人は
同じような人たちばかりと群れあって、いつも同じ顔触れになる。
そしてその人たちも家や会社では、まるで「政治のことに関心がない」ようなフリをして
世間からつまはじきされる恐れから逃れるのだ。
まるでLGBT問題と同じじゃないかな。
少し昔までLGBTの人たちは、親兄弟、親戚、友人、会社や学校の人たち、近所の人たちには自分がLGBTであることを隠し、LGBTの人たちだけでこっそりと集まるのが普通だったと思う。
しかし、今ではオープンにしても、社会的な立場を失わないようになってきた。
だからLGBTのレジスタンスは終わったんじゃないかな。
日本国民の「政治への関心」「政治に関わる行動」も
当たり前にしていかないと、政治は腐敗するばかりだ。
政治に関心がある人たちだけで群れるのも大事だろうけど、
自分の周りの人に少しでも政治の話をすることのほうが、ずっと社会の空気を大きく変えると思う。
「私は政治に関心がある」と”カミングアウト”することのほうがずっと社会の空気を変えると思う。
実はそれが一番、権力者が嫌がることであると思う。
だからこそ、NHKなどの大手メディアが必死になって
「政治に関心を持つ必要はありませんよ~~」って空気をあの手この手で作ろうとしているんだから。
権力者にとって1割強の政治関心が強い人たちが、強く抗議してきたって
へのツッパリにもならんのでしょう。
すっごい舐めた態度をとり続けます。
今の安倍政権のように。
彼らには8割の「政治関心がない人」が、
「少しだけでも政治関心をもってみようかな」
と思うことこそが、恐ろしいことなのは間違いないと思う。