美味しんぼの原作者に、環境省、福島県、大阪市が抗議をしているが、その必死さが裏目に出ている。

 
先日、ブログに色んな記事などを載せさせてもらいましたが・・・
 
美味しんぼ原作者 『今の日本の社会は「自分たちに不都合な真実を嫌い」「心地の良い嘘を求める」空気に包まれている。』 - 五代目豆助ファンのブログ
 
 
環境省福島県大阪市が必死で抗議をしています。
その必死さが、この3年間でコツコツと被爆データを集めてきた人たちや
実際に被害にあっている人たちを刺激して、
色んな情報が、表に出てきそうです。
 
しかも、あまりに敏感に反応して、必死に抗議するものだから
「こんなに敏感に反応して、必死で抗議するなんて、やっぱり・・・」
と、その必死さが裏目に出ているように感じます。
 
 
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美味しんぼ 福島の真実編」抗議相次ぐ 被災者「鼻血、聞いたことない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140513-00000111-san-soci
産経新聞 5月13日(火)7時55分配信
 
 
美味しんぼ 福島の真実編」抗議相次ぐ 「科学的にありえない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140513-00000112-san-soci
産経新聞 5月13日(火)7時55分配信

 
美味しんぼ」描写内容に閣僚から苦言相次ぐ
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20140513-00000011-ann-pol
テレビ朝日系(ANN) 5月13日(火)11時48分配信

 
美味しんぼ」鼻血表現 「根拠薄弱、取材甘すぎ」橋下市長が批判
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/140512/lif14051217400014-n1.html
産経デジタル 2014.5.12 17:40
 
 
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美味しんぼ」登場の医師 「すべて事実。抗議は被災者に失礼」 
(2014年5月13日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 


「綿密な取材を受けた」
 
 
「美味(おい)しんぼ」に「岐阜環境医学研究所長」として
実名で登場し、
原発事故や震災がれきと鼻血の関連性を指摘している
元岐阜大助教授の松井英介医師(76)=岐阜市=は12日、
本紙の取材に
 
 
「すべて事実。実際に異変を感じている人たちがいる」
と主張した。
 
福島県大阪市などの抗議には「〝事実無根〟というのは、
その人たちに失礼だ」と反論した。

 
放射線診療が専門。
福島県双葉町に依頼されて2012年度から
町の放射線アドバイザーとして年間数十日、町内に滞在し、
多くの被災者から「鼻血が突然出る」「せきが止まらない」
「体がだるい」などの症状を聞き取ったという。
 
 
 
美味しんぼ」の原作者の雁屋哲さんと昨年末に出会い、
4カ月にわたり「綿密な取材を受けた」と強調。
 
 
 
問題の漫画を「子どもたちが読んで、
自分の体の仕組みや放射線に関心を持ってほしい」と話した。

 
 
 
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大阪がガレキ焼却関連で「美味しんぼ」に抗議しているので、
当時、大阪おかんの会が集めた症例報告を再掲載。
 
86例鼻血も報告はあります。
 
症例総数1,505/報告人数806名
=1.87(一人あたりの平均発症数)
 
① 喉の異常・咳・痰…554
② 鼻の異常…鼻水・痛み181+鼻血86=267
③ 眼の痛み・かゆみ…263
 
 
この報告が全てではないけど、
こうした声を全て無視し続けて、燃やし続けたのは、大阪市
 
その元凶は、今は崩壊目前の「大阪維新」と張子の虎の橋下市長。
彼らのミスが健康被害を招いた場合、
その罪は汚染している自治体よりも遥かに重い。
 
非汚染地ですから、大阪は。悪魔の所業。
 
 
 
 
 
RT:愛理 ‏@Elly617  · 5月9日 
大阪のがれきの健康被害の件まで描いちゃってるわ
 
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20121220 《索引付》大阪おかんの会
緊急記者会見・試験焼却と体調変化報告:
 
 
 
 
橋下市長、がれき受け入れ説明会をSPに守られながら、強制終了。
住民の質問に答えず:
 
 
 
大丈夫か?環境省、大丈夫か?瓦礫処理
(2012/10/12)下地氏@近畿地方環境事務所:
 
 
 
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災害、事故、虚偽の報道や根拠のない噂話などによって、
本来は直接関係の無い他の人達までが損害を受ける事。
 
 
というのは建前で、
このことばが使われるとき、実際は根拠のある被害を誤摩化し、
被害者への同情を、無知な人たちから集めている場合が多い。
 
因果関係を考えるのに疲れた人たちが使う便利な言葉。
 
 
 
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美味しんぼ」叩きに「疑問」の声 
茂木健一郎「特別視する理由がわからない」
松本人志「漫画家さんが神」
J-CASTニュース2 (014/5/13 18:47)
 
 
週刊ビッグコミックスピリッツ小学館)で連載中の漫画
美味しんぼ」の一部描写が
東京電力福島第一原発事故を巡る風評被害を助長するとして
批判を集める中、地方自治体が小学館に抗議したり、
閣僚も記者会見で不快感を示したりと、
騒動は大きなものに発展している。
  
 
だが、こうした状況に疑問を投げかける著名人も出てきている。
 
 
茂木氏「右往左往する社会の方が問題」
  
その一人が脳科学者の茂木健一郎氏(51)だ。
茂木氏は2014年5月13日にツイッターを更新。
 
美味しんぼ」は原作者(雁屋哲氏)が強い信念を持って描いている漫画だと認識していると言い、
「その延長線上で言えば、今回の福島の原発事故被害について、
あのような表現をしても、意外ではないし、
むしろ、ああ、おやりになるだろうなという印象しか、
私は持たなかった」と、
問題となっている描写は特に驚くものではなかったとの感想を述べた。
  
 
その上で、風評被害につながるという批判には
「一つの漫画の中で、福島の原発事故について
ある見解が述べられたからと言って、右往左往する社会の方が問題」だとして、
受け手側が情報リテラシーを持って総合的に判断すべきだと主張した。
 
 
また、同作以上に原発事故の被害を指摘する言説は
数多くあることから、
「さまざまな主張が並立するのが民主主義社会というもので、
美味しんぼ』を特別視する理由が、私にはわからない」と、
同作ばかりがバッシングされていることに疑問を呈した。
  
 
 
映画監督としても活動しているお笑いコンビ
ダウンタウン」の松本人志さん(50)は、表現の自由」を主張する。
 
 
11日放送のバラエティートーク番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演した松本さんは美味しんぼ騒動に言及する中で、
作品はみんなで作るものではなく作者のものであるとして、
「外部の人間がストーリーを変えろとかいうのは、ちゃんちゃらおかしな話なんですよ」とコメント。
 
 
続けて「これに関しては漫画家さんが神、映画に関しては映画監督が神なんですよ」と指摘し、
「周りがごちょごちょ言って変えろとか言うのは神への冒とく」
とも語った。
 
 
 
環境大臣官房長官が口をはさむ
  
美味しんぼ」の描写に対しては、
9日に石原伸晃環境相が「理解できない」と不快感を示したり、
菅義偉官房長官が12日の記者会見で
「科学的な見地に基づいて正確な知識をしっかりと伝えていくことが大事だ」と強調したりと、「国レベル」で注目される問題になっている。
  
 
 
 
こうした流れを受け、タレントの伊集院光さん(46)は
美味しんぼ騒動が「コミック規制」につながってしまうことを危惧する。
 
12日放送のラジオ番組「伊集院光 深夜の馬鹿力」(TBSラジオ)の中で、伊集院さんは「僕の被害妄想、誇大妄想かもしれないけど」と前置きした上で、
「政治の人たちが色んな発言をしていく中で変な盛り上がり方をすると、漫画で言っていいことの(規制)話になりかねない」と話した。
  
 
 
また、政治家に対しては
潜在的に皆が『不安なんだ』っていうことに関して、
漫画に何か言うよりは、そっち(編注:不安)を取り除くには
どうしたらいいんだってことのほうをする(考える)仕事でしょっ
て思うんだけど」
「特に国の政治の人に関していうと
『なんで皆があれを読んでざわめくのか』みたいなことの
責任の一端みたいなのはちょっとある気がする」などと話した。
  
 
 
美味しんぼは現在「福島の真実編」を連載しており、
福島第一原発を訪れた主人公らが原因不明の鼻血を出すといった描写(4月28日発売号)や、
本人役で登場する井戸川克隆・前福島県双葉町長が
「私が思うに、福島に鼻血が出たり、ひどい疲労感で苦しむ人が
大勢いるのは、被ばくしたからですよ」と語る描写(5月12日発売)
などが物議を醸している。
 
 
スピリッツ編集部は公式サイトに
「鼻血や疲労感と放射線の影響を関連づける発言が出てまいりますが(略)その因果関係について断定するものではありません」との見解を掲載している。
 
 
 

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「鼻血原因は被ばく」「福島はもう住めない」 
美味しんぼ」過激内容に福島県のほか大阪府・市も抗議:
J-CASTニュース (2014/5/12 16:14)
 
 
 
(抜粋)

 
「福島では同じ症状の人が大勢いますよ」

  
最新話は、前双葉町長である井戸川克隆氏が
「私が思うに、福島に鼻血が出たり、ひどい疲労感で苦しむ人が
大勢いるのは、被ばくしたからですよ」と語るシーンから始まる。
 
 
前号では、井戸川氏が
自身も鼻血が出ることや疲労感が強くなったことを明かし、
 
「福島では同じ症状の人が大勢いますよ。言わないだけです」
と述べる様子が描かれていたが、
今回はその理由にまで言及した形だ。
 
 
 
また、井戸川氏は国や東電への不信感を露わにし、
「私は前町長として双葉町の町民に
福島県内には住むなと言っているんです」と訴えている。
  
 
 
作中には、福島大学行政政策学科類准教授の荒木田岳氏も
本人役で登場し、除染作業を何度も行った経験を語る。
 
 
その上で「除染をしても汚染は取れない」こと、
「福島はもう住めない、安全には暮らせない」ことなどが分かった
といい、主人公らに
「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、
できないと私は思います」などと語った。
 
 
  
また、岐阜環境医学研究所所長の松井英介氏が、
大阪府の瓦礫処理を行う焼却場付近で健康被害が出ている
と話す描写もある。
 
焼却場近くの住民約1000人を対象に母親たちが調査したところ、
約800人が鼻血や眼、のど、皮膚などに不快な症状を訴えたというのだ。
 

 
編集部「議論をいま一度深める一助になることを願って」
  
インターネット上でも、さっそくさまざまな意見が寄せられ、
再び騒動となっている。
 
そうした中、スピリッツ編集部は12日、
公式サイト上にコメントを掲載した。
 
 
 
4月28日発売号の際に載せたコメントと同様に、
鼻血や疲労感と放射線の影響については、
「因果関係について断定するものではない」としている。
 
 
 
また、実在の人物の意見を受けた表現については、
「事故直後に盛んになされた低線量放射線の影響についての検証や、現地の様々な声を伝える機会が大きく減っている中、
行政や報道のありかたについて、
議論をいま一度深める一助になることを願って
作者が採用したものであり、
編集部もこれを重視して掲載させていただきました」
と説明している。
 
 
 
  
なお、美味しんぼの「福島の真実編」は次号で完結する。
 
雁屋氏は4日のブログで、
最終話は特に「はっきりしたことを言っている」ために
「鼻血ごときで騒いでいる人たちは、発狂するかも知れない」
と予告している。
 
 
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RT:gyomyo @gyomyo  5月12日   
インドに住んでますが
美味しんぼのインド編カレーやダージリンティーの情報の正確さに
驚いてました。
今回の原発問題も正確です。
元日本首相橋本龍太郎の愛読書は美味しんぼでした。
各国元首が自分の国の料理情報の正確さに驚いていたそうです
 
 
 
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大量の鼻血、下痢、倦怠感... こどもに体調異変 ~福島・郡山
子に体調異変じわり 大量の鼻血、下痢、倦怠感 「放射線と関係不明」 原発50キロ 福島・郡山は今
 
 
 
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ショート論評 「鼻血」問題に見る日本人の魂の喪失
http://takedanet.com/2014/05/post_32bc.html
武田邦彦教授(平成26年5月10日)
 
 
あるマンガに福島の被曝地帯で鼻血が多かったという内容があり、
これに対して、こともあろうに大臣が「不快だ」と言い、
地元が「差別」と言って、漫画の作者を非難した。
まさに現代の社会
「悪者が良い人をバッシングする」という典型例である。
 
 
まず第一に、軽度の被曝によって鼻血がでたのは事実であり、
小学校でも記録されている。
 
 
原発事故直後、子供も大人も鼻血で悩まされた。
50歳の男性が今まで人生で一度も鼻血を出さなかったのが、
大量の鼻血が突然出たのでびっくりした人など、枚挙にいとまがない。
 
 
これは、重度の被曝で骨髄に損傷を受けて出血するのとは
原因も現象も違う。
それなのに、御用学者は事実を認めずに、
インチキを言ってごまかそうとしている
(専門家は軽度の被曝の鼻血と、重度の被曝の鼻血の差を知っているのに、知らないような説明をしている)。
 
 
 
第二に、漫画に登場した「鼻血がでた」と言っている前町長は、
「実際、鼻血が出る人の話を多く聞いている。
私自身、毎日鼻血が出て、特に朝がひどい。
発言の撤回はありえない」と言っている。
 
またさらに石原伸晃環境相がマンガに不快感を示したことについて
「なぜあの大臣が私の体についてうんぬんできるのか」と厳しい。
 
 
 
それよりも何よりも、福島原発事故が起こり、
汚染状態も時々刻々と変化しているはずだし、
森林の状態がどうなっているかも気がかりだ。
 
田畑の汚染、セシウムの沈下速度、ストロンチウムの存在、
セシウムの再飛散など、
私たちが子供や自分自身の健康を守るために
どうしても必要なデータである。
 
 
 
さらに農作物、加工品、魚貝類、乳製品などの汚染や、
海で潮干狩りをしたり、海水浴をしたりする危険性、
はるか遠くの海やハワイなどをどのぐらい汚染したか、
どれをとっても大切なことだ。
 
 
 
私は事故直後から、起こってしまったことは仕方がないが、
原子力関係者は深く反省して、国民が必要なデータを
力を合わせて発表していきたいと呼びかけたが、
むしろ今回の鼻血のように、
「隠す方向」=「野蛮な社会」へと進んでいる。
税金で研究している国立環境研究所などは
いったい何をしているのか?
 
 
もし、隠さなければならないほど原発や被曝が怖いなら、
原発の再開などありうるはずもない。
 
 
「風評」の専門家は「風評が起きるのはデータ不足から」
と言っているが、
風評を作り出しているのは、政府、環境省自治体、
そしてマスコミであり、国民は情報が提供されれば
正しく冷静に判断するだろう。
 
 
 
今回の鼻血の件も「悪人が善人をバッシングする」と言う
現代日本の悪弊が表面化した一つの例になった。
 
 
今、甲状腺がんは100倍とされ、
思春期の子供の急性白血病が増加していること、
二本松市の死亡者数が20%以上も増大していることなど、
日本人として関心を持たざるを得ないことが起こっている。
 
 
 
私たちは何のために政府を雇い、
国立研究機関にお金を出しているのか。
 
データを出す必要がないというなら、
なぜないのかについて誠意をもって説明してもらいたい。
 

 
武田 邦彦
1943年6月3日(70歳)
 
東京都出身の工学者、環境評論家。
中部大学総合工学研究所特任教授。
 
職歴
1966年 旭化成工業(現・旭化成)入社。
     ウラン濃縮などの研究開発に携わる。
1986年 旭化成工業ウラン濃縮研究所長
1993年 芝浦工業大学工学部教授 評議員、学長事務代理、
     大学改革本部長代理、教務委員長を歴任
2002年 名古屋大学大学院教授(工学研究科マテリアル理工学専攻)
2007年 中部大学総合工学研究所教授、副所長
     (大学院 工学研究科 機械工学専攻)
2014年 中部大学総合工学研究所特任教授

 
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隠蔽されるフクシマ
http://blog.nihon-syakai.net/blog/2014/04/2970.html
日本を守るのに右も左もない(2014年04月27日)
 
(抜粋)

このように日本は、原発一つをとっても
未曾有の危機にさらされています。
 
 
洗脳・隠蔽装置マスコミからは何も真実は語られないのです。
 
彼ら自身が追い詰められているからです。
 
 
第二次大戦末期も追い詰められ権威を失った政府は、
負けている戦争を勝っているように報道しまくりました。
 
それと同じように大衆から信認を失った現在の政府・支配層は、
超危険な原発を安全と言うしかないのです。
 
 
 
消費税を少し上げても財政赤字は殆ど改善せず、
国家破綻も時間の問題ですが、
マスコミは景気がいいキャンペーンを展開しています。
 
 
 
統治能力を失ったお上の支配を超えて、
この世の中をどうしていくのか、
 
 
人々自身が自分達の問題として考えなければならない時代が
来たとも言えます。
 
 
 
 
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東大教授が語る「『美味しんぼ』は間違っていない 
風評被害論が孕む暴力性~」安冨歩・博士にインタビュー
http://youtu.be/EF3wRGSAjgk
 
 
 
 
「立場」が人間よりも上にあり、
「立場」を守ることが何よりも優先され、
「立場」を守るためには何をしても許される......
 
 
という日本に蔓延する「立場主義」を厳しく指弾してきた
安冨歩東京大学教授が
2014年5月13日にFrance10のイン­タビューに応じ、
美味しんぼ」事件について語った。

 
いま話題の『美味しんぼ』「福島の真実㉓」に登場した福島大学
荒木田岳・准教授と共著がある安冨教授は
 
「人間社会は風評によって成り立つ。
風評なくしてコミュニケーションなし」
 
と喝破した上で、「美味しんぼ」騒動が抱える暴力性を告発する。
 
 
 
●「風評には良い風評と悪い風評がある」
福島の野菜は美味しいとか、
福島は自然豊かで素晴らしいところだというのも風評です。
これは『良い風評』なんです。
 
風評被害は「良い風評」が被害を受けているのです。
「良い風評」が被害を受けたのは放射能がバラまかれたからで、
責任は東京電力にあります。
風評に被害を与えたのは放射能なのですから。
 
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美味しんぼ」福島の真実23話(一部セリフ書き出し)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3713.html
みんな楽しくHappy♡がいい♪
2011年3月11日。その後私は変わりました。2014-05-13(18:28)

 
 
井戸川:
私が思うに、福島に鼻血が出たり、
ひどい疲労感で苦しむ人が大勢いるのは、
被ばくしたからですよ。
 
 
松井:
大阪で受け入れたガレキを処理する焼却場の
近くに住む住民1000人ほどを対象にお母さんたちが調査したところ、
放射線だけの影響と断定できませんが、
眼や呼吸器系の症状が出ています。
鼻血、眼、のどや皮膚などに不快な症状を訴える人が
およそ800人あったのです。
 
 
 
鼻血は放射線で炎症が起きたからですか。
 
 
 
松井:
鼻の粘膜や毛細血管の70~80%は水でできています。
水の分子(H2O)は放射線で切断されて水酸基(-OH)という様な、
毒性の強いラジカルと呼ばれるものになる。
しかも、ラジカルがくっついて分子に戻った時、
今度はオキシフルとして消毒液に使われるくらい毒性の強い
過酸化水素分子(H2O2)になることがある。
このように、放射線は直接粘膜や毛細血管の細胞・DNAを傷つけますが、同時に水の分子が切断されて細胞の中にできる、
ラジカルによる間接作用が大きいのです。
まだ医学会に異論はありますが、
鼻血や強い疲労感などにその影響は十分考えられます。
 
 
 
そうか、それで鼻の粘膜の細胞が破れて鼻血が出るんだ。
 
 
 
海原雄山
放射線の被害というと癌の事ばかり取り沙汰されるが、
放射線は人間の体の全ての部分に影響を与えるのだ。
 
 
 
井戸川:
だから、私は前町長として
双葉町の町民に福島県内には住むなと言っているんです。
 
 
 
岡星良三:
福島にいると危ないと。
 
 
 
井戸川:
今までの対応から
東電と国のいう事を信じてはいけないと思うからです。
今度の事故まで東電は
原発は絶対安全だと私たちに信じ込ませていた。
事故の起こった3月11日の15時36分には、
原発電源喪失して冷却も出来ないことが分かった。
そうなれば次はどうなるか誰にでもわかる。
しかし国が避難指示(第一原発10kmの避難指示)を出したのは
12日の朝5時44分です。
 
 
 
山岡ゆう子:
それはいかにも遅すぎるわ。
 
 
 
井戸川:
避難指示は出たけれど、避難場所は用意されていない。
避難道路もつくられていないから道が混雑して逃げられない。
そのうちに、12日の午後3時36分ごろ1号機が爆発した。
しかし、それ以前の2時半ごろ、
東電は圧力容器内の蒸気を抜くためのベント作業を行い、
その際に大量の放射性物質を放出した。
それで爆発以前に双葉町では
毎時1590マイクロシーベルトを計測しているんです。
 
 
 
飛沢周一:
1号機の爆発以前にそれほどの放射性物質が放出されていたんだ!
 
 
 
井戸川:
そうとは知らず、避難最中の我々はその放射線を浴び続けたんです。
 
 
 
それは、ひどい・・・
 
 
 
川徳夫:
むごすぎる・・・
 
 
 
井戸川:
私は政府の事故対策会議にも、
福島県の会議にも呼ばれた事がありません。
それなのに、汚染土壌を貯蔵する放射性廃棄物
中間貯蔵施設を双葉郡につくると国と福島県が言う。
私は、その福島県双葉郡の会議に出席しなかった。
それを町議会で咎められて不信任議決を受けたので辞任しました。
 
 
 
中口新介:
その町議会はおかしいですよ。どうして不信任するんです。
 
 
 
難波大助:
井戸川さんが邪魔な勢力があるんや…
 
 
 
井戸川:
私はとにかく、今の福島に住んではいけないと言いたい。
どんな獣でも鳥でも自分の子どもを守るために全力を尽くす。
どうして人間に出来ないんですか。
子どもの命が大事でしょう。
 
 
 
海原雄山
私が福島をまわる間に感じていた事を井戸川さんに
明確に言っていただいて、胸のつかえが下りました。
 
 
 
しかし、事実を言うと町長を辞めさせられるこの日本という国は・・・

 
 
 
双葉町のみなさんが避難している埼玉県の高校
 
ー略ー
 
 
山岡士郎
事故から2年以上たっているのに、
まだこんな避難生活を続けているとは…
仮設住宅も厳しいが、この校舎での仮住まいも厳しい。
 
 
 
海原雄山
あの方たちの平和な生活を奪った東電と国は、
あの方たちの人の良さ、がまん強さを言い事に
何も責任を取っていない。
 
 
 
怒りがこみ上げてくる。
 
 
 
飛沢周一:
井戸川さんの福島に住んではいけないという言葉、
ご自身の体験をもとに考えに考え抜いた言葉だと思う。
だから、嘘偽りなく重い。
 
 
 
岡星良三:
ほんとうの勇気がなければ言えない言葉だ。
 
 
 
眼鏡の人:
福島に住んではいけないという方がもう一人います。
福島大学の荒木田先生です。
 
 
 
是非その先生のお話を伺いたい。
 
 
 
しかし驚いたよ。俺だけでなく、親父も鼻血が出ていたとはな。
 
 
 
ー略ー
 
 
 
荒木田:
福島がもう取り返しのつかないまでに汚染された、
と私は判断しています。
問題の出発点として、この現実を認めるかどうかで
対応が違ってきます。
 
 
 
取り返しのつかないまでに汚染されている。
 
 
 
山岡ゆう子:
それは厳しい認識だわ。
 
 
 
荒木田:
私は何度も除染しました。
そのたびに、喉が痛くなるなど具合が悪くなり、終わると寝込む。
 
 
 
それは単なる疲労ではなく。
 
 
 
荒木田:
分かりませんが、必ず寝込む。
しかも除染をしても汚染は取れない。
みんなで子どもの通学路の除染をして、
これで子どもたちを呼び戻せるぞ、などと盛り上がっても、
そのあと測ったら、毎時12マイクロシーベルトだったこともある。
汚染物質が山などから流れ込んできて、すぐに数値が戻るんです。
 
 
 
山岡士郎
除染といってもセシウムなどの放射能を打ち消せるわけがなく、
単に他の場所に移動させるだけだからな。
 
 
 
荒木田:
除染作業をしてみて初めて分かったんです。
除染作業がこんなに危ないということ。
そして、福島はもう住めない、
安全には暮らせないということも。
 
 
 
放射性物質に全身をさらすのだから除染作業は危険だ。
 
 
 
でも、土地に愛着があって離れられないと言う人の話も
沢山聞きました。
 
 
 
荒木田:
私の買った土地は、今でも毎時1.5マイクロシーベルトありますし…
すぐ下の河原は1キログラム当たり43万ベクレルでした。
愛着があっても自分の体を蝕むかもしれない所で住むのか。
その土地が汚染されてしまっている現実を直視するかどうかですね。
 
 
 
厳しいが、現実はその通りだ。
 
 
 
荒木田:
除染に意味があるとすれば…
たとえば阿賀野川を除染して、日本海に広がるのを阻止するなど、
汚染を広げない作業です。
福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、
出来ないと私は思います。
 
 
 
除染が出来ないのでは、福島の復興といっても難しい。
 
 
 
これが福島の真実なのだ。
 
 
 
4話につづく