「国民年金はすでに破たんしている」 月刊「文藝春秋」7月号に、自民党議員と年金に詳しい専門家が寄稿文

 
今のイラク情勢もそうだと思いますが、
ずっと情報を隠し続けてきたけれども、
近々、隠し通せない状況になる事が明白になったから、
ニュースで報じられたり、情報が取り上げられたりしているのでしょう。
 
 
ということで、こういう事を「月刊 文藝春秋 7月号」に
自民党議員と、年金に詳しい専門家が寄稿するという事は、
年金が破綻するのは、そう先の話ではなく
もう2年以内くらいじゃないでしょうか。
 
 
近々の破綻は確実だからこそ、
安倍政権は、年金資金を大博打に使っているのでしょう。
 
 
 

 
 

国民年金はすでに破たんしている」・・・
 http://amber57.blog.fc2.com/blog-entry-692.html
2014-06-17 月刊「文藝春秋」7月号の転載

  
【転載開始】
 
「隠蔽された年金破綻 粉飾と欺瞞を暴く」と題する寄稿が、
月刊「文藝春秋」の7月号に掲載されました。
 
年金に関する極めて重要な指摘をしています。
 
執筆は、河野太郎氏(衆議院議員)と
西沢和彦氏(日本総研上席主任研究員)です。
 
 
寄稿は、
国民年金がすでに破たんしているという事実を、厚労省は隠しており、
このまま放っていると、大変な事態になる。
 
必要なことは『現行の制度では年金は持続できない』ことを、
国民に率直に知らせるべきだ」と、主張しています。
 
 
多くの国民が、「おそらくそうだろうな」と、うすうす感づいていることを、
与党の国会議員と、年金に詳しい専門家がきちんと分析したうえで、
「放っておけば、大変な事態になる」と、改めて指摘せざるを得ないのです。
 
 
大変な事態とは、「ある日突然、年金は破たん状態だから、
もう皆さんには年金は払えません」と、不払いを突きつける状況です。
 
あるいは、「年金額を大幅に減額するか、
年金負担を大幅に増やす以外にない」と、
迫られるのです。
 
 
大幅に減額するということは、
いわば手取りの年金額がすずめの涙くらいになり、
生活を支えられるような額ではなくなるということです。
 
 
河野氏らがそう主張する根拠は、厚労省が5月14日に出してきた
「年金運営の現状」というタイトルの説明資料です。
 
 
 「公的年金加入者全体では約95%が保険料を納付
(免除および納付猶予を含む)している」というのが厚労省資料です。
 
しかし、ここには官僚得意のマジックがある。
「納付者」のなかに、年金納入の免除者、猶予者を含めています。
こうした免除者と猶予者を勘案すると、
実際の納付率は約40%にまで下がる。
 
 
こんな低率だから、年金が持つはずがありません。
厚労省はその事実をマジックでごまかしているのです。
 
 
安倍政権と官僚がタッグを組んで、国民に事実を伝えず、
ただ先延ばししているだけなのです。
 
 
先延ばしすればするほど、いざ解決に手をつけようとするとき、
解決策はドラスティックにならざるを得ない。
 
そのしわ寄せを食らうのは、国民です。
 
政治家も官僚も、一切責任を取りません。
責任を取らなくても良い”無責任社会”なのです。
法律上、そうなっています。
 
 
 
年金の納付手続きは、税金と同じように扱えば、
かなり納付率を上げることができると思われますが、
厚労省は”金づる”を財務省に取られたくない。
こうした官僚の縄張り争いが底流にあり、年金改革は遅々として進みません。
 
 
 
私たちがもっと声を上げなければ、
先の大戦と同様、
にっちもさっちもいかなくなって
初めて
白旗を揚げるということになりそうです。
 
その時は手遅れなのですが――。
 
 
【転載終了】
 
 
 
 
 
 
 
 
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日本の年金基金:リスクを取り始めた巨大基金
 http://goo.gl/h4C9iI
(英エコノミスト誌 2014年3月15日号)

 (抜粋)
 
億万長者の投資家、ジョージ・ソロス氏は
1月にダボス安倍晋三首相と会った時、
資産運用について強く訴えかけた。
 
全面的に見直す対策を講じようとしている。
 
 
伝えられるところによれば、
日本の巨大な公的年金基金はもっとリスクを取る必要がある、
とソロス氏は安倍氏に語ったという。
政府は、是非ともソロス氏の願いを叶えたいと思っている。

 
より抜本的な措置として、政府は、
厚生労働省に縛りつけている関係を断ち切りたいと思っている。
 
 
 
 
公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、
高収益の日本株を組み込んだファンドへの投資を始める。
 
委託規模は1社あたり、2千億~4千億円規模とみられる。
 
日経平均株価などの市場平均を上回る運用利回りを目指す
「アクティブ運用」を本格化する。
 

 
 
 
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首相の言動まるでDV
 (北原みのりさん 作家)
 沖縄タイムス 2014年1月7日

 
 
安倍政権と私たち
 
「おまえのことは守る。だから俺を愛してくれ。
全ておまえのためなんだから」。
 
これって本当にドメスティックバイオレンス(DV)をする男が言うことと同じ。
もう笑っちゃうぐらい。
安倍首相と安倍政権のことです。
 
 
特定秘密保護法が成立する過程で、安倍さんの本気度がすごく見えた。
本気でこの国のかたちを変えようとしている。
何かに取りつかれたように、誰がなんと言おうとやり遂げる。
 
言葉の通じない人に、自分の命や未来が預けられているような感じがして、
怖くて気持ちが悪い。
 
 
安倍さんがやろうとしているのは、二度と戦争をしない国にしよう
かいうことではなくて、日本の国の神話、物語をつくり直すこと。
彼にとって重要なのは国としての沽券(こけん)なんです。
 
 
それは昨年末の靖国参拝であらためてはっきりした。
第2次政権発足からちょうど1年で「僕の総理としての誕生日」的な
子供っぽい感じもしたけれど、
国を愛して、国のために自分を犠牲にできるような国民をつくりたいんだ
という気持ちがわかった。
 
 
男尊女卑の愛国狙う
 
「愛国」って男尊女卑と結びついているんです。
男が戦いを守る側で、守られる側の女は二流の国民。
 
「女性の活用」とか言ってなんだか変だと思っていたけど、
安倍さんの言う国のかたちができれば、男尊女卑は揺るがない。
その中だったら、安心して「女性の活用」って言えるなって。
 
 
私は絶対に憲法9条を変えちゃいけないと思っているんです。
自分たちの首を絞めることになる。
秘密保護法もそう。

 
それでも「これは彼が私を守るために決めたことなの」という
ファンタジーを抱く人がいる。
真面目で使命感を持って、安倍さんを支えなければと
「愛国運動」をする女性たちもいる。
 
 
今、愛国運動に取り組み女性を取材しているんです。
昔は「右翼」って片づけられていたのがメジャーになってきていて、
一般市民と同じような外見で
従軍慰安婦はいなかった」「日本を好きでいたい」と叫んでいる。
 
 
そんな空気が強まっていて、政治が彼らの気持ちをいやして扇動している。
もう恐ろしくて。
 
 
これから非常にまずい時代になる。
秘密保護法は人の気持ちを縛る。
今まで自由に思っていたことを、そぎ取られるような事態が増えていくと思う。
気を抜かないで見ていかないといけないと思っているんです。