自分で考えることの大切さ。

 
空気に従っているのって、「責められないからラク」って人が多いけど、
空気って危険なんだよね~ だってそれは「本当はカラッポなもの」だから。
「カラッポ」だから、制御のしようがない。
空気に支配されるってことは、ロボットに支配されることと同じ。
人の心の痛みを感じずに、「空気」は暴走してしまう。
 
 
 

人が思考停止する理由。従順であることの危険性。
 http://karapaia.livedoor.biz/archives/52166059.html
カラパイア2014年06月19日


まわりのみんながフェイスブックツイッター
ラインをやりはじめたから自分もはじめた?
 
家族が特定の政党を支持しているから自分もその政党を支持している?
皆が大学行くから大学に行った?
就職はどう?
親に進められるままに安定した職種を希望してる?
 
 
その選択にあなたは本当に満足しているの?
 
 
羊みたいに従順な信じ込みはとても危険なことである。
 
体制に順応するのは危険が伴うのだ。
社会にとってもあなた自身にとっても。
 
右に倣え、まわりに従って自分の意志で行動しないことが
どれほど自分を不幸にしているかという記事が海外サイトに掲載されていた。

 

体制順応とは何か

 
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体制順応とは自分の態度や信念が他人の影響を受けて
形成されるプロセスのことである。
 
仲間の圧力で影響を受けることもあるし、
長い時間をかけて少しずつ影響されることもある。
 
結果、あなたは他の人と同じような行動をとるようになる。
それは「羊」と呼ばれる行為である。
(訳注:羊は前を行く者を追う習性がある)
 
 
 

あなたの羊度はどれぐらいか

 
これを読んでいるあなたは自分が自由で独立しており、
他人の信念が自分に影響することなどないだろうと思っている。
正解かもしれない。
 
しかし体制順応とは気が付かないうちに少しずつあなたを浸食している場合もある。
 
実際にそれがどれぐらい影響を及ぼしているかあなたが知らないかもしれない。
たとえば下記にあげるいくつかの項目は、
あなたが気が付かないうちに何かに影響されている可能性がある。

 
・食事の食べ方
・マナー
・車の運転
・好きな音楽の種類
・見ているニュース番組 
・宗教観
・支持政党
・仕事
 
もちろんすべての従順が悪いというわけではない。
ただし、”自分の人生の中で、人がやってるから自分がやっていることがある”
、という事実を認めよう。
 
 
人間は群れで生活する動物だ。
人間は群れたがり、そのグループの中で他の人と同化したがる習性がある。
 
人と違うということは危険なことなので好まれない。
そこで従順になり体制に順応していくのだ。
皆と同じになろうとする。
 
 
そしてここが危険なところなのだ。
なぜなら、考えることを止めてしまうからだ。
 
 
皆がやっていることは正しいと思いこむことで思考停止する。
論理は消え去る。
なぜそれをしているのかについて考えない。
なぜそんな行動をとるのか?
皆がしてるからだ。
その行為が正しいかどうかなんて考えない。
前の羊について行くだけだ。
 
 
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例えばどこかのカルト宗教について考えてみたらいい。
彼らは特定の考えに従順であり、盲信に基づいた理念を受け入れている。
彼らはそのことについて批判的に考えたり論理的に考えたりはしない。
 
これは社会にとって極めて危険である。
 
彼らは疑問なしに指示に従い、従順恭順の名のもとに恐ろしい行動をとり始める。
 
 
宗教的な対立、人種差別、政治的な対立、暴力、そして戦争ですらも、
人々が(他人に影響されず)自分たち自身で考えさえすれば防げるはずだ。
 
 
 
 

従順であることがなぜ不幸なのか

 
さて家庭に目をむけてみよう。
 
人生があまり面白くないのは、
人々が自分が納得してないことに従順に生きているからではないかと推察する。
 
古い例だと子供は芸術家か小説家になりたいと思うのだが、
両親の指示により大学に行って法律やビジネスを学ぶ。
 
子供はいわゆる「正しい道」を選んだわけだが、
決してそれが本人がやりたかったことではないのだ。
彼は両親の希望に従っただけだ。
 
 
これと同じことを我々はいつもやっている。
人々が期待する通りに行動する。
自分自身で考えるのが怖いし、人と違うことをするのが怖いのだ。
 
 
これはとても悲しいことだ。
自分で起業せず、9時から5時の会社員生活を選ぶ。
 
高校卒業後、世界を旅するのではなくそのまま大学に行く。
 
そうして我々はグレーゾーンで一生を終える。
そっちでもないこっちでもない、でも人々が同じことをやっている、そういうゾーンで。
 
 
 

なぜ自分自身で考えなければいけないのか?

 
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私達がこの世で幸せになるために、
また子供のためにもっと平和な場所を作るためには、
自分達で考え始めなければいけない。
 
自分たちを取り巻く世界について疑問に思い、思案し、分析しなければいけない。
 
親が言ったから、指導者がそう言ったから、
ネットでの多数派がそうだから、友人がやってるからという理由で
物事を受け入れてはいけない。
 
 
 
そしてもっとも重要なことは、
メディアが”これが真実だ”と報道したからという理由で
物事を受け入れてはならない。
 
 
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真実を見つけるためにあなたは疑問を抱かなければいけない。
そして苦労してでも自分でその問題に関して調べ上げなければならない。
あなたが自分自身で真実を見つけた時、苦しみと憎しみは消えるだろう。
 
 
 

手遅れになる前に

 
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今日から自分自身で考えることを始めよう。
 
年を取った時に、自分の人生を振り返って、
人が望んだ通りに生きた人生だったと気づくのでは手遅れだ。
 
自分の情熱と直感に身をゆだねよう。
 
 
今こそ自分の人生を他人の人生とは違ったものにする時だ。
自分のまわりの世界に疑問を持とう。
自分の人生に疑問を持とう。
どうしてそうしたいのか自分に疑問を持とう。
 
 
従順であることは平凡で危険な盲目の人間しか生み出さないのだ。
 
 
人は知らず知らずのうちに
思い込みに支配され、
自ら考えることをやめている。
 
多数派がいつも正しいとは限らない。
自分の信じる真実とは、
自分が努力して考え抜いた結論からしか得られない。
 
 
 
via:thedailymind・原文翻訳:LK
 
 
 
 
 

正規雇用になれず、食うや食わず。
結婚もできず、将来に夢さえ持てない。

正社員は残業代カット。
年金の支給も危ない。

「こんな社会クソ食らえ」と思わざるを得ない人間が
「お国のために」しねる理屈がない。

 

自衛隊イラクに派遣されて一人も殺されなかったが、
それでも帰還後、25人が自殺したという。

隊員の中には安定した公務員職として、
あるいは国民に感謝される自然災害復興隊員として、
自衛隊に入った者も少なくないはずだ。

(溝口敦氏) 日刊ゲンダイ 2014/6/22

 
 
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