NHKが中継しなかった、山本太郎議員の国会質問
元NHKプロデューサ永田浩三さん「NHKは安倍さんと心中するな!」
NHKの職員に向かって熱く呼びかけた。
アベチャンネルにするな!~NHK包囲行動に1000人集まる
レイバーネットTV 2016/8/26
「私はNHKのプロデューサーでディレクターでした。
衛星ハイビジョンの編集長もやっていました。
そんな人間がNHKの前で叫ばなくてはならない。
不幸で恥ずかしいことです」。
そんな出だしで始まった7分足らずの発言だったが、
何度かの危機を乗り越えてきたNHKの過去を語り、
NHKの仲間に奮起を促す熱い訴えだった。
「権力の監視としてのニュースが公共放送で一番大事なこと。
それがなされていない。
安倍さんがそんなに怖いのか。
安倍さんと心中してほしくない。
NHKはみんなのもの。
市民の手に取り戻そう」
と呼びかけた。
この国の政策はアメリカの対日要求に沿って決められているのではないか
― 山本太郎議員がきょうの安保特委でこう追及したのである。
「永田町ではみんな知ってるけれど、わざわざ言わないことを質問していきたいと思います」。タブーに挑む山本議員らしい切り出しだった。
「原発再稼働」に始まり「TPP参加」「戦時の米軍と自衛隊の全面協力(今回の集団的自衛権)」「ホルムズ海峡の機雷掃海」「国家機密の保全(秘密保護法)」「PKOの法的警護の範囲拡大(今回の駆けつけ警護)」・・・
日本の政策がすべて米国のリクエスト通りになっていることを山本議員は指摘したのである。
図星を突かれた政府側の答弁は見苦しい、いや聞き苦しかった。
岸田文雄外相は「(アーミテージリポートは)あくまでも民間の報告書ですので政府の側から逐一コメントすることは控える」としながらも「ご指摘の報告書(アーミテージリポート)を念頭に作成したものではない」とシラを切った。
中谷元防衛相はさすがにウソをつくのがヘタだ―「結果として重なっている部分もあるが、あくまでも我が国の主体的な取り組みとして検討、研究をして作った」。中谷大臣は少なくとも同一であることを認めたのである。
「これだけ宗主国様に尽くし続けているのにもかかわらず、その一方でアメリカは同盟国であるはずの日本政府の各部署、大企業などを盗聴し(それをイギリスなどの親米国家にシェアされている…)。いつまで(米国にとって)都合のいい存在で居続けるんですかってお聞きしたいんですよ。いつ植民地をやめるんですか?」
「中国の脅威というなら自衛隊を世界の裏側まで行けるような状態を作り出すことは、この国の護りが薄くなるっていう事ですよ」。
山本議員の追及に「目からウロコ」の人もいるだろう。
(晴耕雨読 2015/8/20) http://sun.ap.teacup.com/souun/18142.html
山本氏
「第3次アーミテージ、ナイレポートの提言では原発再稼働を求めている。TPP締結、特定秘密保護法、防衛装備移転三原則、全部実現している。提言にあることは、安保法案でしようとしていること、ホルムズ海峡、南シナ海…、全部法案に含まれている」
岸田文雄外相
「全部日本が自主的に決めたこと」
山本
「第3次アーミテージ、ナイレポートの提言は安保法制の内容に活かされているのでは?」
中谷元防衛相
「いろんな人に聞いて、わが国で主体的に作ったもの。アーミテージ=ナイレポートを念頭に置いてない。結果として似たものになった」
山本
「偶然の一致?ほとんど重なってる。完全コピーじゃないか」
山本
「アメリカのリクエスト通りじゃないか。特定秘密保護法からなにから全部リクエスト通り。完全コントロールされている。日本は独立国か? 米国に盗聴されて他の国々にシェアされている。いつ植民地をやめる?今でしょ。アメリカのアメリカによるアメリカのための安保法案には断固反対。」
山本
「どうして自衛隊が地球の裏側までいかなきゃいけないの。中国を警戒している割には国の守りが薄くなる。断固反対を言って質問を終わりたい」
山本太郎氏質問おわり。
どうせ答えないだろうし、答えてもはぐらかされるからと思ったか山本太郎氏は一人でまくし立てて一回目の質問をおえた。
山本太郎氏は、今回、ジャパンハンドラーと呼ばれている人たちを通して、米国の「民間シンクタンク」の要望が米国の要求と日本に受け止められ、日本がそれを全部まるごと法制化して実現してきたことを示して、最後に独立する気はないのかと政府に迫った。
もちろん政府は答えるわけはないけど、すごい。