安倍政権のあまりにひどい豪雨災害からの動き。そして安倍政権が不利にならないように矮小化して伝えるNHK

9日からの安倍政権の動きはあまりにひどい。
しかしまともに伝えようとしないテレビ

その中でもNHKは公益のために存在して高額の受信料をとっているのに
各省庁の忖度まみれの行政と同じように、安倍政権に都合が悪いことは矮小化して報道する忖度まみれ状態に徹している。

ネット上では大本営放送などと揶揄されて久しいが、こんな大災害の時でさえこんな忖度姿勢に終始するならさっさと解体してほしい。
(させないだろうけど、忖度されてるから)



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災害特別報道体制を敷かなかったNHK

植草一秀の『知られざる真実』」


会期末に向けて、参院議員定数増法案、水道法改定案、カジノ法案を強行採決しなければならない。

そのためのスピンが必要であったため、オウム死刑囚死刑執行、川崎市大口病院不審死事件の犯人逮捕のカードが切られている。

カジノや議員定数増加法案に対する主権者の関心を逸らすためである。

そして、オウム事案は内閣支持率を引き上げるために活用することも予定されていたのだと思われる。

このため、この報道をカットすることは許されなかったのだ。



しかし、そのために、数十年に一度の重大災害の報道がおろそかになった。

NHKが重大災害と位置付けて災害特別報道体制を敷いていれば、事前に避難できた住民が多数存在したはずである。

7月6日夜の時点で、すでに死者・行方不明者が多数発生しており、通常は死者数・不明者数を画面に表示して大規模な放送体制を敷く。

しかし、今回はこれが見送られて、その結果として犠牲者が激増したのだと考えられる。



立民・枝野代表、「政治休戦」含め対応検討を指示


(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース

立憲民主党の枝野代表は、今回の豪雨被害を受け、政府が全力で災害対応に取り組めるように法案審議をめぐる与野党の衝突を回避するため、「政治休戦」を含め対応を検討するよう党内に指示しました。

  「政府がこの災害対応に全力を挙げて取り組めるように政治休戦含めて、党を挙げて対応するように指示を致しました」(立憲民主党 枝野幸男代表)

  枝野氏は豪雨被害について、「国会も含めて、相当深刻な受け止めをしながら対応しなければならない状況だ」と述べ、国会での法案審議をめぐって、与野党の衝突を回避する「政治休戦」について対応を検討するよう党内に指示しました。(09日13:26)


それを受けての安倍政権の答えがコレ↓

カジノ法案、参院内閣委で10日審議へ

2018/7/9 - 共同通信

参院内閣委員会の柘植芳文委員長は9日、カジノを含む統合型リゾート施設整備法案の審議を10日に行うことを職権で決めた。

野党から西日本豪雨の被害対応を優先するため、審議中断を求める声が出ていた。


コレ↓

6増案、10日採決の構え=野党「国会休戦」を要請


自民党は定数を6増する同党案を含め、残りを10日に採決する構え。

一方、立憲民主党などは政府に対し、豪雨災害対応を国会審議に優先するよう要請した。


立憲の枝野幸男氏ら5党1会派の代表は9日、首相官邸菅義偉官房長官を訪ね、安倍晋三首相やカジノを中核とする統合型リゾート(IR)実施法案を所管する石井啓一国土交通相らについて、「災害対応に最優先に取り組むべきだ」と求めた。

菅氏は「国会のことは国会で決めてほしい」と答えた。 

 立憲などは伊達忠一参院議長にもカジノ法案の審議中断を要請。同氏は「検討する」と述べるにとどめた。

参院内閣委は9日の理事懇談会で、カジノ法案の質疑を10日に行うことを柘植芳文委員長(自民)の職権で決定した。(2018/07/09-20:27)


コレ↓

<首相>静岡県議16人と会食 総裁選地方票に向けた活動か(毎日新聞



安倍晋三首相は9日昼、首相公邸に自民党静岡県連所属の県議16人を招いて会食した。

5日にも同党の群馬県議と公邸で会食しており、9月の党総裁選での地方票獲得に向けた活動とみられる。

  出席した杉山盛雄静岡県議によると、首相は大雨災害に関し「最善の策を講じる」と強調。総裁選は直接話題にならなかったが、各県議から地元の課題を聞き取ったという。

  また静岡名産のメロンも話題に上り、首相は環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を締結することで「静岡の農産物を海外に広めたい」と応じた。今回の会食は勉強会で上京した県議に対し、西村康稔官房副長官から誘いがあったという。【古川宗】


批判を懸念、異例の外遊中止 官邸は最後まで実現模索


西日本を中心とする豪雨被害を受け、安倍晋三首相の欧州・中東訪問が中止になった。首相官邸は最後まで実現を模索したが、大きな被害が出るなか初日の対応を疑問視する声も出た。

「(外遊に)大きな案件はない。災害対応に万全を期すべきだ」(野党幹部)と高まる批判を懸念した。


共産党と連携する野党第一党を創設する

植草一秀の『知られざる真実』」

世界政治にはいま、新しい風が吹き始めている。
反グローバリズムの旋風である。

グローバリズムとは何か。
『幸せの経済学』の作者ヘレナ・ノーバーグ=ホッジさんの指摘を東大教授の鈴木宣弘氏が次のように要約されている。

多国籍企業は、すべての障害物を取り除いて、ビジネスを巨大化させていくために、それぞれの国の政府に向かって、ああしろ、こうしろと命令する。

選挙の投票によって私達が物事を決めているかのように見えるけれども、実際にはその選ばれた代表たちが大きなお金と利権によって動かされ、コントロールされている。

しかも、多国籍企業という大帝国は、新聞やテレビなどのメディアと、科学や学問といった知の大元を握って、私達を洗脳している。」
(鈴木宣弘編著『自由貿易下における農業農村の再生』)

米国を支配している巨大な金融資本、軍事資本、多国籍企業
この巨大資本が世界支配を進行させている。
この巨大資本が日本の安倍政権をも支配している。


安倍政権はハゲタカ巨大資本の利益極大化のために行動している。

ハゲタカ巨大資本に隷従していれば身分は安泰、経済的見返りも大きい。
日本の利権政治屋はこぞってハゲタカの手先になりたがる。

日本の自立、独立、日本の主権者の利益のために行動し、ハゲタカ勢力の脅威になる人物は、ことごとく卑劣な攻撃の対象とされてきた。
『戦後史の正体』がこの事実を明らかにしている。

2001年に発足した小泉純一郎政権、2012年に発足した第2次安倍政権は、ハゲタカの世界戦略に全面的に従属してきた政権である。

「ハゲタカファースト」であるが、「ハゲタカファースト」のスタンスを取ることが自分自身の利益増進になるから「自分ファースト」でもある。

敗戦後の日本政治を支配してきたのは米国であるが、

米国の手先となって支配構造に組み込まれてきたのが、官僚機構、大資本、利権政治勢力、電波産業=マスメディアである。

この五者を米・官・業・政・電の悪徳ペンタゴン(五角形)と称してきた。
実際の構造は五角形ではなくピラミッドである。

米国が頂点にあって全体を支配し、その配下に官・業・政・電の四者が位置する。
この構造を変えること。これが日本政治刷新の目的である。

米官業が支配する日本政治の基本構造を、日本の主権者自身が支配する日本政治の基本構造に変える。
これを実現しなければならない。
そのための戦術を明確にすることが必要だ。

結論を示そう。
そのために必要なことは、共産党と連携できる野党第一党を創設することだ。
共産党と連携できる野党第一党」というのがミソである。


【選挙ウォッチャー】 豪雨の最中に納涼ビアパーティをした自民党議員たち。

|チダイズム|note(ノート) https://note.mu/chidaism/n/n5af5828e62be


先日は、安倍晋三総理を中心に自民党の議員たちが「赤坂自民亭」なる親睦会を楽しみ、初動が遅れてしまったのではないかという記事を書き、竹下亘さんが「もう開いてしまっておりますので、どのような非難もお受けしようと思っております」と述べ、「正直言って、これだけ凄い災害になるという予想を私自身は持っていなかった」と釈明しました。きっとあの場にいた議員たちは、まさかこんなことになるとは思いもしなかったのだと思います。

あれだけの人数がいたので1人ぐらいは気が付いてほしかったですが。そして、安倍晋三総理をはじめ、自民党の議員たちは日頃から「政治は結果だ」とおっしゃっていますので、この危機管理の無さは、今後大いに反省していただき、同じ失敗を繰り返さないため、何らかのルールを設けていただきたいと思います。

■ 危機管理のない自民党の議員たち

先日の記事が大反響だったため、一部のネトウヨの皆さんからは自民党を落とし、野党を上げるための記事だ」と言われてしまったのですが、大切なことを忘れないでいただきたいです。


日本の与党は自民党なのです。自民党の皆さんがやってくれなかったら、誰がやるのでしょうか。かつて民主党が支持されなくなったのは、東日本大震災の後の対応が評価できなかったため、失望したもあると思います。今回、安倍晋三総理の対応は「さすが安倍さんだ!」とは言い難いものだったのですから、国民が「ちゃんとやってくれよ!」と不満を抱くのは当然ではないでしょうか。なにしろ、直前まで危機感がなかったことは露呈されてしまったのですから。



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自民党「だらしない」というのは、日本国民にとっては危機的な話なのです。仮に野党がアホだったとしても、与党である自民党がしっかりしていれば、国民は安心して任せられます。しかし、自民党がアホの集団になってしまっては、野党が頼りないから自民党を支持している人たちはどうすればいいのでしょうか。

今となっては自民党のベテラン議員の一人となっている石原伸晃さん(衆・東京8区)は、「今年の七夕の短冊に願い事を書くとしたら、まず何より『大雨の被害がこれ以上広がらないように』」とツイートしました。

「#七夕」という絵文字付きのハッシュタグをつけて。被害が広がらないように動くべき職業に就いているオッサンが、短冊に願い事を込めているのです。

祈る役目の人は「私人」安倍昭恵夫人だけで結構です。国会議員なら神様にお願いする前に働いてくれというのが我々の願いです。

■ 災害の真っ最中にビアパーティーを楽しんでいた自民党の議員

安倍晋三総理をはじめ、自民党の議員たちが「赤坂自民亭」を楽しんでいたのは、災害がまだ本格化する前の話です。気象庁は予報を出していたので危機管理ができていないという話で、これはこれで問題ですが、先程も書いたように予想していなかったのです。先日の逢沢一郎さんの件も、ご本人は富山にいらっしゃったので、まさか地元がこれほど酷いことになっているとは思わなかったのかもしれません。

石原伸晃さんも東京にいるので、あんまり実感できずにユルユルのツイートをしてしまったのかもしれません。


でも、この方はどのように釈明するつもりなのでしょうか。


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自民党京都府選挙区の参議院議員西田昌司さんです。

7月8日12時45分のアップしたブログのタイトルが「納涼ビアパーティ2018」です。書き出しが「こんにちは。西田事務所の紅の豚です」から始まっているので、おそらく事務所のスタッフが書いたのでしょう。西田昌司さん本人だったら相当クレイジーなのですが、そうでなくても相当なパンチが効いています。

言っておきますけど、京都府では4人の死亡が確認されているのです。京都も豪雨の影響を受けているエリアであり、けっして他人事ではないはずです。しかし、このブログでは「昨日は京都府内のホテルで毎年恒例の納涼ビアパーティが開催されました」と書いてあるので、このイベントがあったのは7月7日の夜ということになります。まさに豪雨が直撃しているド真ん中の時間帯です。そして、このイベントにご参加されたのは、以下のとおりです。
伊吹文明(衆・京都1区)
二ノ湯智(参・京都府選挙区)
田中英之(衆・京都4区)
繁本護(衆・京都2区比例復活)
門川大作京都市長
秋田公司京都府議会議員)
椋田隆知(京都市議会議員)
島本京司(京都市議会議員)
こちらの方々が7月7日の夜に「納涼ビアパーティ」を開催していたのだそうです。ブログによれば、このパーティー西田昌司さんはこのような立派なことを述べておられます。
国民の生命を守ることが国家の最大の使命であり、戦争、災害、貧困など個人の力や地方行政の力だけでどうにもならないことを食い止め、守り、復旧することが国家の仕事である。
おっしゃる通りだと思います。日本列島は地震、噴火、大雨、津波など、その歴史を振り返れば常に災害に見舞われてきました。そのたびに人が亡くなり、堤防を作ったり、ダムを造ったり、さまざまな知恵を絞って対抗してきたのですが、それでも被害を防ぐことはできませんでした。人間が自然に立ち向かうのは、かなり難しいのだと思います。

だから、市議会議員、県議会議員はもちろん、市長や知事、国会議員の皆さんに頑張っていただき、県民の命を守っていただきたいのですが、この豪雨の中、西田昌司さんをはじめ、京都府自民党議員の皆さんがやっていたこと。それが「納涼ビアパーティ」です。中止にしたらキャンセル代などが発生してしまうから困ったのかもしれませんが、まともな神経をしているとは思えません。百歩譲って決行されたとしても、ブログに書くこの神経、まともでしょうか。

■ なぜ災害よりパーティーが優先されてしまうのか
7月7日に京都のホテルでパーティーをやっていたということは、外は酷い雨だったということになります。

東京のホテルでやっていたというなら、どれだけ雨が酷いのかを体感することができず、想像力が欠如していたと考えられますが、雨に濡れながらホテルに駆けつけ、パーティーをしているわけですから、これはもう想像力が欠如しているのではありません。災害対応よりパーティーが優先されたのです。



■ 本当に「先手先手」なのか



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安倍晋三総理は「政府一丸となって、先手先手で、被災者の皆さんの生活支援を行ってまいります」とツイートしています。

しかし、ここまでのところ、7月5日に気象庁が異例の会見を開いて災害が起こるかもしれないと言っていたのに、安倍晋三総理はそれを無視して「赤坂自民亭」を楽しんでしまいました。

翌日の6日は昼に15分くらい災害対策の会議に出席したものの、午後はマルッと「お休み」になりました。

つい先日、過労死遺族の反対を押し切って高度プロフェッショナル制度強行採決し、能力の高い人たちがどれだけ残業しても残業代を出してもらえなくなる法律を作り、これを働き方改革だと言っていたのですが、最も改革が必要なのは安倍晋三総理の働き方かもしれません。

結局、非常災害対策本部が設置されたのは7月8日の朝で、これを「先手」と呼ぶのだとしたら、あまりにスピードが遅いのではないでしょうか。もう少し早く対応していたら救える命もあったのではないかと思うと、この後手後手に回っている感じは反省材料でしかありませんが、終わってしまったことをグダグダ言っても仕方ありませんので、ここからは本当に先手先手で進めていただきたいのです。初動は失敗しているとしか思えませんので、これからも厳しい目で見守っていき、間違いがあったら指摘していきましょう。

■ あとで検証して責任の所在を明らかにする必要がある
とにかく今は、行方不明になっている方々の捜索が優先されるべきですし、避難所で困っている人たちの生活を一刻も早く安定させることが先決です。なので、「先手先手」と言いながら、実際のところはかなり「後手後手」に回ってしまった政府を糾弾するよりも、まずはやるべきことをやってもらえるように応援する方がいいのかもしれません。

しかし、いずれ一段落がついた時に、この失敗の検証は絶対に必要です。

なぜ気象庁の警告を無視してしまったのか、
なぜ非常災害対策本部の設置が遅れてしまったのか、
なぜ安倍晋三総理は私邸に帰って何もしなかったのか。

もちろん、土手が決壊する前に避難するにはどうしたらよかったのか、
もっと早く避難指示を出せなかったのかなどの検証も必要です。


起きてしまった災害を過去にタイムスリップして未然に防ぐことはできませんが、僕たちが今、未来から過去にタイムスリップしてきているのだと考えれば、ここで起こってしまった失敗を反省し、検証し、次に生かしていかなければなりません。

ネトウヨはアホなので、すぐに「安倍下ろしの記事だ!」と騒ぎますが、こんな記事1枚で安倍政権をひっくり返せるなら、もっと有能なライターがとっくにひっくり返していることでしょう。ここで反省をしなければ、同じ過ちを繰り返すことになり、未来の日本人が死ぬことになる。

未来の日本人を殺さないために、僕たちは今、政府の動きをよく見て検証しなければならないのです。

■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
ネトウヨの皆さんには一生かかっても理解できない領域かもしれませんが、僕は自民党の皆さんにエールを送っているつもりです。被災地を復興するためには、日本の「与党」である自民党の皆さんに頑張ってもらわないと進むものも進まないのです。

被災地の人たちが一刻も早く元通りの生活ができるように、そして、同じ悲劇を繰り返さないように、自民党には「保守」「愛国」を口にする議員も多いのですから、有言実行で頑張ってもらわないといけません。

「ショボくれたライターの分際で偉そうなことを言うな! オマエは何をしたんだ?」と言う人もいるのですが、僕はみんなのために税金で仕事をしている人間ではありません。この災害をテレビで眺めながら鼻クソほじくってゴロゴロしていても、誰かに怒られる筋合いなんてありません。

だけど、こうして5000文字ぐらいの記事を書いているのは、災害より納涼ビアパーティを優先するオッサンが議員としてデカい顔をして生きる日本になったら困るからです。

そんなことでは国民の命を救うことはできません。皆さんには国民の命と向き合ってくれる政治家を選んでいただきたいと思うのです。

それがどこの政党の誰なのかは、有権者の皆さんの判断です。[了]