日常生活をワークアウトにする 「日常生活のクセを直すワークアウト」


両利きを目指すワークアウトをはじめて1年弱。

今までやってきたどのワークアウトより最強だと実感しています。

ヨガや太極拳の教室に行くよりも、スポーツクラブに通うよりも
比べ物にならないほど最強に効果があります。

「ヨガや太極拳を楽しみたい、スポーツクラブで汗を流すのを楽しみたい
いろんな人の中で体を動かして、お友達も増えたらうれしい」

という動機でやるならもちろん良いことだと思うけれど
純粋にワークアウトを考えるなら、

「日常生活のクセを徹底的に見直して、改善していく」
というワークアウトが最強です。

例え、毎日1時間スポーツクラブで運動したとしても
日常の動作の影響のほうが圧倒的に高い筈です。

日常の動作とは、「立つ、座る、歩く、箸を使う、蛇口をひねる・・・」
という動作です。

この「日常生活をワークアウトに変える」ことが最強のワークアウトだと
経験で確信しました。

しかしこれは勿論、かなり大変です。

そしてかなり「意識改革」を要します。

今まで持っていた常識をも、「一つのクセ」として
徹底的に見直す作業となります。

今までの常識では、ワークアウトとは
「筋トレ、柔軟、ランニング・・・」と思っていたけれど、それを見直してみる。

日常生活の動き、「立つ、座る、歩く、蛇口をひねる、歯を磨く、ブラシで髪をとく、洗濯物を干す・・・」

これを左手でやってみること。
このワークアウト、いやリハビリと言ってもいい。
この効果は想像以上の大きいものです。

左利きの人に天才が多いようなイメージがありますが、
左利きの人は右利きの人より、「日常的に両利きで暮らしている」のです。
これがかなり影響していると思います。

できるだけ左手を使おうとすると、
日常の様々なものが「右利き用」に作られていることを実感します。

蛇口の位置、ひねりの向き、
鍋などの道具や、机の引き出しなども
ほぼすべて「右利き」を前提として作られています。

そんな中で、左利きの人は暮らしているわけだから
右利きの人よりずっと「両利き」なのです。
だから左脳と右脳の交流が活発だそうです。
(これはイギリスとかの実験でもある程度、証明されているらしい)

日常の動作に、できるだけ左手を使おうとすると
自分の体がいかに右利き仕様になっているかを思い知らされます。
肩や太ももの筋肉、スジが一番わかりやすいですが、
右手を使うために発達していることがわかります。

どの筋肉を使えばいいか、どのスジを伸ばせばいいか、
そのためにはどういう動きをすればいいか?
これを日々、分析してワークアウトするのです。

毎日の日常の動きが3倍くらい大変になり、2倍くらいの時間がかかります。

でもその効果はスポーツクラブなどとは次元が違う効果を
その日のうちくらいに実感できると思います。

今まで使っていなかった筋肉やスジを使うことで
身体の神経系統もスムーズになるように改善される効果があると実感しています。

そして大切なことは
目的は「足を高く上げる」ことや、「深く屈伸できる」ということで”決して”ないということです。

自分がどう動けば、身体の負担が少なくなるか?
自分がどの筋肉やスジを使い、意識すれば体のバランスが良くなるか?

それを意識することが肝心です。

完全に「自分ひとり」でするワークアウトなのです。

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もちろん、できる範囲で、です。

上手くできなくても効果があるのがこのワークアウトなのです。
いつもと違う筋肉、関節を使うことで神経系統のバランスが改善されると思います。

上手くできなくても、できる範囲で続けていけば
左手を使う神経の回路が強くなり、少しづつ左手が使える範囲が広まっていくと思います。

両利きになれば、千手観音とは到底言えないけれど
できることが結構増えてくるんじゃないかな?というワクワク感が出てきます。

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