教科書通りでは筋肉や柔軟性はつかない


今までヨガや太極拳を少し学んできたり
整体を少し学んだりしてきた。

その知識自体はこれからも役に立つものだと思う。

だけど、その知識をそのまま実践しても
本当の効果が得られない、ということを
今のワークアウトをやりはじめて実感している。

教科書や専門家から「教えてもらったこと」を
「そのまま」やっても本当の効果は得られない。

その知識を、自分の身体に合わせて実践しなければ
自分の身体に影響を与えることはあまりできない。

「このポーズが体にいいんですよ」、と
先生が見本を見せてくれたり、教科書に書いてあったポーズをとるために頑張った結果、
身体を痛めてしまう、ということは全然珍しいことじゃないと思う。

やはり
「自分の身体は自分が一番よく知っている」
「自分の身体を治すのは自分」
「自分の身体を使って生きているのは自分だ」
という認識を再確認する必要がある。

私は体が硬くて柔らかくなりたかったから柔軟をしていた。
でも柔らかくはならなかった。

でも今は、私の怠けた性格が幸いしてあまり熱心にやらなかったから
身体を痛めなくて良かった、と思っている。

軽い柔軟はスジを伸ばして血行が良くなり
身体が動かしやすくなる効果があるので良いことだけど
柔軟性を求めて、熱心にやりすぎるのは悪影響だと思う。

今のワークアウトをしてわかったことだけれど
「体の歪みをそのままにして柔軟しても柔軟性はつかない」のだ



左右のバランスを整え、身体の歪みを治すことを目的としてワークアウトをはじめて
そろそろ1年になる。

去年の2月10日くらいからやりはじめて
1週間ほどで右足首が柔らかくなってきはじめたのを感じた。

右足首なんてどんなにグイグイやっても柔らかくならなかったのに
歪みを治しはじめたら柔らかく動くようになってきた。
股関節も柔らかくなってきた。
こんな効果は、「教えてもらったことをただやっている」だけでは得られなかった。

30歳過ぎから開脚した時に右内もものスジが痛むようになっていたが
これもやはり歪みによる影響だったと思う。
これも改善されてきた。




しかし、自分でやるワークアウトも
毎日見直さなければならない。

これでいいかな?と思った運動も
身体を痛めてしまうことがあるので
本当に身体と対話しながら日々、ワークアウトを考えていくのが肝心だ。

ここ3日ほど「お尻の筋肉をつけると腰痛にならない」という気づきがあったので
右のお尻の筋肉を鍛える動きをしていた。(左右の筋肉バランスが違うので)
そうしたら少し、膝と背中の痛みを感じるようになった。

これは筋肉を鍛えることに関心が行き過ぎて
身体の連動を忘れてしまったからだった。

股関節、膝、足首が連動することが肝心なのに
ただお尻の筋肉の方にのみ集中してしまって
きちんと連動した動きというのを忘れてしまったからだ。

連動を考えた動きこそ肝心で、
身体にあった筋肉を作ることができる。

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